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猫の乳腺腫瘍とは?早期発見と手術の大切さについて


猫の乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)は、中高齢の雌猫に多く見られる腫瘍です。
特に避妊手術をしていない猫では発生率が高く、
腫瘍の多くが**悪性(がん)**であることが知られています。

今回は、乳腺腫瘍が自壊(皮膚が破れて出血・感染した状態)した猫ちゃんの手術症例をご紹介します。


📸 手術前の写真(自壊した乳腺腫瘍)

上の写真は、来院時の様子です。
乳腺の一部が大きく腫れ、皮膚が破れて出血・感染を起こしています。
このように腫瘍が自壊すると、痛みや出血、細菌感染による悪臭を伴うことが多く、
猫にとって大きな負担となります。


🏥 手術後の写真

自壊した腫瘍を含む乳腺を切除し、周囲の組織も広く取り除きました。
猫の乳腺腫瘍は転移しやすいため、再発予防のために**片側または両側の乳腺をまとめて切除する「乳腺全摘出術」**を行うこともあります。

写真は術後の縫合の様子です。
しっかり切除し、清潔な状態に整えられています。


🧬 猫の乳腺腫瘍の特徴

  • 約80〜90%が悪性(乳がん)

  • 肺やリンパ節に転移しやすい

  • 小さな腫瘍でも進行が早いことがある

猫の乳腺腫瘍は、犬よりも悪性率が高く、早期発見・早期手術がとても重要です。


🩺 飼い主さまが気づくサイン

  • お腹にしこりや硬いふくらみがある

  • 乳首のまわりが赤い、かさぶたがある

  • 触ると痛がる

  • 出血・膿・臭いがする

こうした症状がある場合は、できるだけ早く動物病院で検査を受けましょう。
しこりが小さいうちに手術することで、再発や転移のリスクを減らすことができます。


💉 治療について

治療の基本は外科的切除(手術)です。
必要に応じて、術前にレントゲン検査やエコー検査で
転移の有無
を確認します。
また、早期に避妊手術を行うことで、乳腺腫瘍の発生率を大幅に下げることができます。


💬 飼い主さまへのメッセージ

猫の乳腺腫瘍は、早く見つけて手術することで予後(よくなる見込み)が大きく変わります。
特に、避妊をしていない女の子は発生リスクが高いため、
日常的にお腹を触って「しこりがないか」をチェックしてあげましょう。

少しでも気になるふくらみを見つけたら、すぐにご相談ください🐾


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