犬や猫の腎臓が小さくなる「腎萎縮」とは
〜慢性的に進行する腎臓の病気について〜 🐶🐱🩺
腎臓のエコー検査では、腎臓の大きさ・形・内部構造を詳しく確認することができます。
その中でも、腎臓が通常よりも小さくなってしまう「腎萎縮(じんいしゅく)」は、
慢性的な腎臓病でみられる大切なサインのひとつです。
今回の画像のように、腎臓が小さく、表面がいびつになり、
内部の構造(皮質と髄質の境界)が不明瞭になることがあります📸🔍
腎臓が小さくなるのはどんなとき?💡
腎臓は体の老廃物をろ過し、尿として排出する重要な臓器です。
しかし、長期間にわたる炎症やダメージが続くことで、腎臓の組織が固く縮んでしまうことがあります。
代表的な原因は
・慢性腎臓病(CKD)
・過去の腎炎
・高齢による腎機能の低下
・血流の低下
などが挙げられます。
腎臓は一度ダメージを受けると元の状態には戻りにくいため、
早期発見と継続的な管理がとても大切です。
エコー検査で分かること📸🩺
腎臓のエコー検査では、
・腎臓の大きさ
・表面の形
・内部構造
・腎盂の拡張(尿がたまっていないか)
などを確認します。
腎萎縮がある場合、次のような特徴がみられます。
・腎臓が全体的に小さい
・表面が凸凹している
・皮質と髄質の境界がぼやけている
・内部エコーが粗い
・血流が減少していることがある
エコーは腎臓の状態を把握するうえでとても有効な検査です。
どんな症状があるの?🐾
腎臓が小さくなってくると、腎臓の働きも徐々に低下します。
次のような症状が現れることがあります。
・水をよく飲む
・尿が多い
・体重が減ってきた
・食欲が落ちる
・吐き気
・毛づやの低下
こうした症状はゆっくり進むため、気づきにくいこともあります。
治療とケアについて💊🍚
腎萎縮そのものを元に戻すことはできませんが、
腎臓病の進行を遅らせる治療やケアが可能です。
・腎臓用療法食
・血圧の管理
・腎機能をサポートするお薬
・点滴治療(皮下補液)
・定期的な血液検査とエコー検査
早期に治療を開始することで、
腎臓の負担を減らし、毎日の生活を快適に過ごすことにつながります。
飼い主さまへ🐶🐱💞
腎臓病はゆっくり進行する病気のため、
早期発見と継続した管理がとても大切です。
「最近水をよく飲む気がする」
「シニアになってきたので心配」
そんな小さな気づきが、大切な早期発見につながります。
気になる症状があれば、いつでもご相談ください。
専門診療にも対応しています🏥✨
ガレン動物病院には
獣医外科認定医(JAHA)/獣医腫瘍科認定医が在籍し、
整形外科・腫瘍科・歯科・皮膚科などの専門診療にも対応しています。
腎臓病を含む内科疾患も丁寧に検査し、
一頭一頭の状態に合わせた治療をご提案いたします。
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