〜シニア期を安全に過ごすために知っておきたいポイント〜
高齢になると、犬・猫は自然と筋力が落ちやすくなります。
筋肉量が減ると、歩くときにふらついたり、滑って転びやすくなるなど、
日常生活でのケガのリスクが高まります⚠️
今回は、シニア期の筋力低下のサインと、
ご家庭でできる転倒防止のポイントについてまとめました。
🩺 高齢ペットにみられる筋力低下のサイン
筋力が落ちてくると、次のような変化が現れやすくなります👇
・後ろ足がふらつく
・寝ている姿勢から立ち上がるのに時間がかかる
・散歩の距離が短くなった
・段差につまずく
・滑りやすい床で転びやすい
・歩き方がゆっくりになった
これらは自然な老化の一部でもありますが、
放置すると転倒→ケガ→さらに動かなくなる…という悪循環につながることがあります。
🦵 なぜ筋力が低下するの?
犬や猫が高齢期になると
・活動量が減る
・関節痛や変形性関節症
・神経系の衰え
・加齢による筋量減少
・体重の増加または減少
などの影響で筋力が落ちやすくなります。
筋力低下は、転倒・骨折・関節炎の悪化につながるため、
早めの対策がとても重要です✨
🛡️ ご家庭でできる転倒防止対策
転倒を防止するために、日常環境を整えるだけでも大きな効果があります👇
✔ ① 滑りにくい床材を使う
フローリングは高齢ペットの大敵です。
・ペット用マット
・カーペット
・滑り止めシート
などを敷くことで転倒を大幅に減らせます。
✔ ② 段差をなくす
ソファへのジャンプ、階段の昇り降りは転倒の原因に。
必要に応じてスロープや段差解消グッズを使用しましょう。
✔ ③ シニア向けベッドを用意する
低めで沈みすぎないベッドは、立ち上がりが楽になり負担軽減につながります。
✔ ④ 適度な運動と筋力トレーニング
・短時間のこまめな散歩
・後ろ足を使うゆっくりした坂歩き
・室内での立ち座り運動
など、無理のない範囲で筋力維持をサポートできます。
✔ ⑤ 体重管理
太りすぎは関節負担を増やし、痩せすぎは筋量低下につながります。
適正体重の維持が転倒予防に直結します。
✔ ④ 爪と足裏の毛のケア
伸びた爪・毛は滑りの原因になります。
→ 定期的なお手入れ
🧡 動物病院でできること
・関節の状態チェック
・必要に応じて痛み止め
・サプリメント(関節・筋肉サポート)
・リハビリ指導
・筋力評価
・シニア期の全身健診
痛みがあると、動かなくなる→筋力低下→さらに転倒しやすくなる…
この悪循環を断ち切るためにも、定期的な診察が役立ちます。
🐾 飼い主さんへ
高齢ペットは見た目では分からない変化がゆっくり進みます。
・最近よく滑る
・立ち上がるのが大変そう
・散歩で途中から座り込みが増えた
という小さなサインにも早めに気づいてあげることが大切です。
転倒は大きなケガにつながることがあるため、
環境の工夫と筋力維持が何よりの予防になります✨
愛犬・愛猫が安全に、快適にシニア期を過ごせるようサポートしていきましょう。
獣医外科認定医(JAHA)/獣医腫瘍科認定医在籍
整形外科・腫瘍科・歯科・皮膚科などの専門診療にも対応しています。
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