残根歯とは
〜抜歯後に歯が残ってしまうリスクとレントゲン確認の重要性〜 🦷🐶
歯科処置の際にとても重要なのが
「歯を抜いたあと、本当にすべての歯が取り切れているか」 という点です。
歯の根の一部が顎の骨の中に残ってしまった状態を
残根歯(ざんこんし) と呼びます。
見た目では歯が抜けているように見えても、
実際には歯の根だけが残っていることがあります。
写真で見る残根歯(before / after)📸
今回のレントゲン写真では、
・before:
赤い矢印で示されているように、
歯を抜いたつもりでも顎の中に歯根が複数残っている状態が確認できます。
・after:
残っていた歯根をすべて除去し、
顎の中に歯の構造が残っていないことがレントゲンで確認できています。
このように、
抜歯後にレントゲンで確認しなければ、残根に気づけないケースは少なくありません。
残根歯があるとどうなるの?💡
歯根が顎の中に残ったままだと、
次のようなトラブルにつながる可能性があります。
・慢性的な炎症
・歯根周囲の感染
・顎の骨の破壊
・痛みや違和感
・口腔内トラブルの再発
症状がはっきり出ないまま、
じわじわと問題が進行することもあります。
なぜレントゲン確認が必要なのか🩺
犬や猫の歯は、
見えている部分よりも 歯根の方が長い ことが多く、
途中で折れてしまうことも珍しくありません。
そのため、
・歯を抜いたあと
・歯科処置が終わったあと
に 必ずレントゲンで顎の中を確認することが重要 です。
レントゲン確認を行うことで
・歯根の取り残しがないか
・顎の骨に異常がないか
を正確に判断できます。
残根歯は可能な限り除去することが望ましい🦷✨
基本的に、
残根歯は放置せず、可能な限り除去することが望ましい とされています。
完全に除去することで
・痛みや炎症の予防
・将来的なトラブルの回避
につながります。
今回の症例のように、
レントゲンで確認しながら確実に処置を行うことが、
歯科治療の質を大きく左右します。
飼い主さまへ🐶💞
歯科処置は「歯を抜いて終わり」ではありません。
抜歯後の確認こそが、とても大切な工程 です。
・過去に抜歯をしたことがある
・歯科処置後も口を気にしている
・歯科検診をしばらく受けていない
このような場合は、一度レントゲン検査をご相談ください。
専門診療にも対応しています🏥✨
ガレン動物病院では、
歯科処置の際にレントゲン検査を併用し、
残根歯がないかを必ず確認しています。
また
獣医外科認定医(JAHA)/獣医腫瘍科認定医が在籍し、
整形外科・腫瘍科・歯科・皮膚科などの専門診療にも対応しています。
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