電子タバコの誤食について
〜犬にとって非常に危険な誤食事故〜
今回のレントゲン画像は、電子タバコを誤食してしまったわんちゃんの症例です。
画像中の赤矢印で示されている白く写る物体は、電子タバコに付属しているアルミ片と考えられる異物が胃内に存在している所見です。
電子タバコは見た目が小さく、犬が興味を示して噛んだり飲み込んでしまう事故が増えていますが、犬にとっては非常に危険な誤食物のひとつです⚠️
🩺 電子タバコ誤食が危険な理由
電子タバコには、
・ニコチン
・金属部品
・リチウム電池
・液体成分
などが含まれています。
特にニコチンは、犬にとって少量でも中毒を起こす可能性があり、誤食後短時間で重篤な症状が出ることがあります。
また、金属部品や破損したパーツは消化管を傷つけたり、穿孔を引き起こすリスクもあります。
👀 誤食後に見られる症状
電子タバコを誤食した場合、以下のような症状がみられることがあります。
・嘔吐
・よだれが増える
・落ち着きがなくなる
・震え
・元気消失
・けいれん
症状が出ていなくても、体内に異物が残っている場合は緊急対応が必要です。
🔍 検査と診断
誤食が疑われる場合は、レントゲン検査を行い、異物の有無や位置、形状を確認します。
金属片などはレントゲンで確認できることが多く、今回の症例でも、胃内に異物が確認されました。
異物の種類や状態によって、
・内科的処置
・内視鏡
・外科手術
など、適切な対応を検討します。
⚠️ 放置するとどうなる?
電子タバコの誤食を放置すると、
・ニコチン中毒の進行
・消化管損傷
・腸閉塞
・命に関わる状態
につながる可能性があります。
早期発見・早期対応が、予後を大きく左右します。
🧡 飼い主さまへ
電子タバコは、犬にとって非常に危険な誤食物です。
・テーブルや床に置かない
・充電中の本体を放置しない
・ゴミ箱をあさられない工夫をする
日常のちょっとした対策が、誤食事故の予防につながります🐾
もし、誤って飲み込んだ可能性がある、噛んで破損した形跡があるといった場合は、症状がなくても早めにご相談ください。
獣医外科認定医(JAHA)/獣医腫瘍科認定医在籍
整形外科・腫瘍科・歯科・皮膚科などの専門診療にも対応しています。
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