FIPのリバルタ試験とは
〜写真で見る腹水の性状を調べる検査〜 🐱🧪
猫の重い病気のひとつに
FIP(猫伝染性腹膜炎) があります。
FIPは診断が難しく、
ひとつの検査だけで確定できる病気ではありません。
その中で、診断を補助する検査のひとつとして用いられるのが
リバルタ試験です。
今回は、実際の検査中の様子を写した写真を用いて、
リバルタ試験についてご説明します。
写真に写っているものについて📸
今回の写真では、
透明な試験管の中に
白く濁ったように見える液体が確認できます。
これは、
腹水を酢酸を含む液体に一滴落としたあと、
腹水が白く濁りながら、形を保って沈んでいる状態 を示しています。
このような見え方は、
タンパクや炎症成分を多く含む腹水に特徴的です。
リバルタ試験はどんな検査?🧪
リバルタ試験は、
お腹や胸にたまった 腹水・胸水の性状 を調べる簡易検査です。
酢酸を含む溶液の中に腹水を一滴落とし、
その反応の仕方を観察します。
・すぐに拡散せず
・白く濁り
・雲やゼリー状のように見える
この反応が見られる場合、
リバルタ試験陽性 と判定されます。
写真から分かる「リバルタ陽性の所見」🔍
今回の写真のように、
腹水が水の中で形を保ったまま白く沈んでいる状態は、
リバルタ試験で陽性と判断される典型的な所見のひとつです。
FIPが疑われる腹水では、
このような反応を示すことが多く、
診断の重要な手がかりになります。
リバルタ試験だけでFIPと診断できる?⚠️
リバルタ試験が陽性でも、FIPと確定することはできません。
同じような反応は
・強い炎症
・腫瘍性疾患
などでも見られることがあります。
そのため、FIPの診断では
・症状
・血液検査
・画像検査
・腹水の性状
などを 総合的に判断 することがとても大切です。
どんなときに行われる検査?🐾
リバルタ試験は、次のような場合に行われます。
・お腹が張ってきた
・腹水が確認された
・元気や食欲が低下している
・発熱が続いている
特に
腹水を伴うFIP(ウェットタイプ)
が疑われる場合に用いられます。
飼い主さまへ🐱💞
FIPは、
早期に疑い、慎重に評価することが重要な病気です。
「動画で見ると分かりやすい検査」ですが、
今回のように写真でも
腹水の性状や検査の意味をお伝えすることができます。
・お腹が張ってきた
・元気が戻らない
・熱が続いている
このような変化があれば、
早めにご相談ください。
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