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子犬の誤嚥性肺炎とは 咳や痰が続くときに注意したい呼吸器トラブル


🫁 生後3カ月の子犬にみられた誤嚥性肺炎について

今回は、生後3カ月の子犬が
咳と痰が絡むような呼吸を主訴に来院された症例をご紹介します。

診察時の様子とレントゲン検査から、誤嚥性肺炎が疑われました。


🔍 誤嚥性肺炎とは?

誤嚥性肺炎は、
ミルク・食べ物・唾液・胃内容物などが誤って気管に入り、肺で炎症を起こしてしまう病気です。

特に
・子犬・子猫
・哺乳期
・飲み込みが未熟な時期
では起こりやすいことが知られています。


📸 レントゲン画像でわかること

1枚目の画像では、
右肺中葉を中心に白く写る部分が確認できます。

肺は空気を多く含むため、通常はレントゲンで黒く写ります。
しかし、炎症や分泌物、水分が溜まると白く写るようになります。

今回の子犬では、
誤嚥によって肺に炎症が起き、不透過性が亢進している状態がみられました。

2枚目の画像は、
別の犬の正常な胸部レントゲンです。

肺全体が均一に黒く写っており、
健康な状態との違いが分かりやすく比較できます。


🐶 子犬に誤嚥性肺炎が起こる原因

子犬では、以下のようなことがきっかけになります。

・ミルクを勢いよく飲ませた
・シリンジやスポイトでの授乳
・離乳食の食べ方が不安定
・嘔吐後に誤って吸い込んだ

一見元気に見えても、
咳や痰、呼吸の違和感が出てくることがあります。


⚠️ 注意したい症状

次のような症状が見られた場合は、早めの受診が大切です。

・咳が続く
・痰が絡むような呼吸音
・呼吸が早い、苦しそう
・元気や食欲が落ちる
・発熱

子犬の場合、症状の進行が早いこともあるため注意が必要です。


💊 治療について

誤嚥性肺炎の治療では、
・抗生物質
・必要に応じた点滴
・ネブライザー

・酸素管理
などを行い、肺の炎症を抑えていきます。

状態によっては入院管理が必要になることもあります。


📝 飼い主さまへ

子犬の咳や痰は、
成長過程のものと思われがちですが、
背景に肺炎が隠れていることもあります。

少しでも
「いつもと違う」
「呼吸がおかしいかも」
と感じたら、早めにご相談ください。

早期発見・早期治療が、回復への大きなポイントになります。


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