子宮蓄膿症とは 🐶
子宮蓄膿症は、子宮の中に細菌感染が起こり、膿が溜まってしまう病気です。
主に未避妊の女の子に発症しやすく、特に中高齢になるにつれてリスクが高くなります。
発情後のホルモンの影響により子宮内膜が厚くなり、そこに細菌が増殖することで発症します。
進行すると全身状態が急激に悪化することがあり、命に関わる重大な疾患です。
画像で分かること 📸
通常、健康なワンちゃんでは子宮はレントゲンに写りません。
しかし子宮蓄膿症では、子宮内に膿が大量に溜まることで子宮が拡張し、腹部に大きな陰影として確認されます。
今回のレントゲン画像でも、腹腔内で子宮が明らかに拡張している様子が確認できます。
また、超音波検査では、子宮が著しく拡張し、内部に液体成分が大量に貯留している様子が確認されました。本来、正常な子宮はエコー検査でほとんど目立たない構造ですが、子宮蓄膿症ではこのように袋状に拡張し、内部に不均一な液体が認められることが特徴です。
この所見から、子宮内に膿が溜まっている状態が強く疑われました。
よくみられる症状 ⚠️
子宮蓄膿症では、以下のような症状がみられることがあります。
・元気や食欲がない
・水をたくさん飲む
・おしっこの量が増える
・お腹が張ってきた
・陰部から膿や血のような分泌物が出る
・嘔吐、発熱
膿が外に出ないタイプの場合、外見上の変化が分かりにくく、気づいたときには重症化しているケースもあります。
治療について 🩺
子宮蓄膿症の根本的な治療は、外科手術による子宮と卵巣の摘出です。
内科治療のみで改善を目指す方法もありますが、再発や急変のリスクが高く、基本的には手術が推奨されます。
状態によっては、点滴や抗生剤による全身管理を行いながら、できるだけ早期に手術を実施します。
予防としてできること 🌱
避妊手術は、子宮蓄膿症をほぼ確実に予防できる方法です。
将来的な病気のリスクを下げるだけでなく、乳腺腫瘍などの予防にもつながります。
元気がない、様子がいつもと違うなど、些細な変化でも早めに受診することが大切です。
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