心臓の出口が狭くなる病気?🫀
今回ご紹介するのは、犬の「大動脈狭窄症(だいどうみゃくきょうさくしょう)」です。
大動脈狭窄症は、心臓から全身へ血液を送り出す出口(大動脈)が狭くなってしまう先天性心疾患です。
画像は、心エコー検査で確認された大動脈狭窄症の所見です🔍
大動脈狭窄症とは?
心臓は、左心室から大動脈を通して全身へ血液を送り出しています。
しかし、大動脈の出口付近が狭くなることで、
血液がスムーズに流れにくくなります。
その結果、心臓には通常より強い負担がかかってしまいます⚠️
心エコー画像について🔍
今回の画像では、カラードプラ検査にて血流の乱れが確認されています。
正常な血流は比較的滑らかに流れますが、
狭窄部では血流速度が上昇し、乱流が発生します。
その乱れた血流が、赤・青・黄色などのモザイク状に表示されています。
心エコー検査では、
・狭窄の程度
・血流速度
・心臓への負担
などを詳しく評価することができます。
どんな症状が出る?
軽度の場合は症状がないこともあります。
しかし、重度になると
・疲れやすい
・運動を嫌がる
・失神
・呼吸が荒い
などの症状がみられることがあります。
また、健康診断で「心雑音」を指摘されて見つかるケースも少なくありません。
なぜ注意が必要なの?⚠️
大動脈狭窄症では、心臓が強い力で血液を送り出し続けるため、
心筋が厚くなり、心臓への負担が増加します。
重度の場合は、
・不整脈
・心不全
・突然死
につながることもあるため注意が必要です。
検査・診断方法について🔍
診断には、
・聴診
・レントゲン検査
・心電図検査
・心エコー検査
などを行います。
特に、確定診断には心エコー検査が重要になります。
治療について💊
治療は重症度によって異なります。
・内服治療
・外科治療〈バルーン拡張術など〉
を行いながら管理していきます。
定期的な心エコー検査による経過観察も重要です。
心雑音を指摘されたらご相談ください🏥
若い犬でも、先天性心疾患が隠れていることがあります。
「健康診断で心雑音を指摘された」
「最近疲れやすい気がする」
そのような場合は、早めの心臓検査をおすすめします🫀
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獣医外科認定医(JAHA)
獣医総合臨床医(JAHA)
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