嘔吐が続いている子犬が来院されました🐶
今回ご紹介するのは、「嘔吐が続いている」と来院された子犬の症例です。
来院時には、
・嘔吐
・食欲低下
・元気消失
などの症状が見られていました⚠️
子犬では、体力や免疫がまだ未熟なため、消化器症状でも急激に悪化することがあります。
エコー検査で確認された異常🔍
腹部エコー検査では、いくつかの異常所見が確認されました。
小腸の弛緩
通常、小腸は適度に動きながら内容物を送り出しています。
しかし今回の症例では、小腸の動きが低下し、内容物が停滞しやすい状態になっていました。
コルゲート(しわ状構造)
腸の壁が波打つように見える「コルゲート所見」も確認されました。
これは、腸粘膜の炎症や刺激によって見られることがあります。
周囲脂肪の高エコー化
小腸周囲の脂肪が白く高エコーに見えていました。
これは、炎症が周囲組織へ波及している際に見られることがある所見です⚠️
総合的に「重度の腸炎」と判断しました
エコー所見だけでなく、
・血液検査
・身体検査
・症状
なども総合的に評価し、今回は「重度の腸炎」と判断しました。
子犬の腸炎は注意が必要です⚠️
子犬では、
・脱水
・低血糖
・急激な体力低下
につながりやすく、短時間で重症化することがあります。
特に、
・何度も吐く
・食べられない
・元気がない
場合には注意が必要です。
腸炎の原因について
腸炎の原因には、
・ウイルス感染
・寄生虫
・細菌感染
・食事性
・誤食
など、さまざまなものがあります。
そのため、症状や検査結果を総合的に判断しながら、治療方針を決定していきます。
治療について💊
治療では、
・点滴治療
・制吐剤
・整腸剤
・必要に応じた抗菌治療
などを行います。
重症例では入院管理が必要になることもあります。
子犬の体調変化は早めの受診を🏥
「少し吐いただけかな?」
と思っていても、子犬では急激に悪化することがあります。
嘔吐や食欲低下が続く場合は、早めの受診をおすすめします🐶
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獣医外科認定医(JAHA)
獣医総合臨床医(JAHA)
獣医腫瘍科認定医在籍
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