歯周病治療シリーズ第15回
歯周病が顎の骨と舌にまで及んだ症例🦷
今回ご紹介するのは、歯周病治療キャンペーン期間中に治療を行ったトイプードルの症例です🐶
患者さんは12歳の女の子のトイプードル。
歯が揺れているとのことで来院されました。
診察で確認された異常🔍
お口の中を詳しく確認すると、
・重度の歯周病
・歯の動揺(グラグラの状態)※実際の動画がガレン動物病院のInstagramでご覧いただけます。
・歯周病による顎骨の破壊
が確認されました。
さらに、舌の内側にも大きな変化がみられました。
舌にも歯周病の影響が…⚠️
歯周病というと、
・歯石
・口臭
・歯ぐきの炎症
をイメージされる方が多いと思います。
しかし、進行した歯周病では歯の周囲だけでなく、
・顎の骨
・舌
・頬粘膜
など周囲組織へも影響が及ぶことがあります。
今回の症例では、慢性的な炎症や刺激によって舌の内側に腫瘤が形成されていました。
歯科レントゲンで分かったこと🦷
麻酔下で歯科レントゲン検査を実施しました。
その結果、歯周病による顎骨破壊だけでなく、
「吸収病巣(きゅうしゅうびょうそう)」
も確認されました。
吸収病巣とは、歯の内部が徐々に破壊されていく病気です。
外から見ただけでは分からないことも多く、歯科レントゲンによって初めて発見されるケースも少なくありません。
犬よりも猫で多い病気として知られていますが、犬でも認められることがあります。
今回行った治療✂️
今回は、
🦷 重度歯周病歯の抜歯
🦷 歯肉縫合
🦷 舌腫瘤切除
を実施しました。
痛みや炎症の原因となっている歯を抜歯し、歯肉を丁寧に縫合。
また、舌の腫瘤も切除しました。
歯周病は「歯だけの病気」ではありません⚠️
重度歯周病では、
・顎骨破壊
・口腔鼻腔瘻
・顎骨骨折
・慢性的な痛み
などを引き起こすことがあります。
ワンちゃんは痛みを隠すことが多いため、
「食べているから大丈夫」
と思っていても、実際には強い痛みを抱えていることもあります。
現在は良好に経過しています✨
手術後は順調に回復し、現在は良好な状態を維持しています🐶
食事もしっかり食べられるようになり、生活の質の改善が期待できます。
歯周病は早期発見・早期治療が大切です🪥
・口臭が強くなった
・歯石が多い
・歯が揺れている
・口を触られるのを嫌がる
そんな症状がある場合は、歯周病が進行している可能性があります。
気になる症状があれば、お早めにご相談ください🏥
🏥 専門診療にも対応しています
獣医外科認定医(JAHA)
獣医総合臨床医(JAHA)
獣医腫瘍科認定医在籍
整形外科・腫瘍科・歯科・皮膚科などの専門診療にも対応しています。
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