お尻を床にこすっていませんか?🐶
ワンちゃんが、
・お尻を床にこすりつける
・お尻を頻繁に舐める
・お尻を気にして振り向く
そんな行動をしていることはありませんか?
その原因の一つに、「肛門嚢(こうもんのう)」があります。
肛門嚢とは?
肛門の左右には、「肛門嚢(肛門腺)」と呼ばれる袋状の構造があります。
この中には独特な臭いの分泌物がたまっており、本来は排便時に少しずつ排出されます。
しかし、
・小型犬
・肥満傾向の子
・筋力が弱い子
などでは自然に排出されず、肛門嚢の中に分泌物がたまってしまうことがあります。
今回の症例について🔍
左の画像は肛門嚢絞り前の状態です。
肛門周囲に分泌物がたまり、軽度の赤みも確認できます。
右の画像は肛門嚢絞り後の状態です✨
分泌物が排出され、肛門周囲がすっきりしています。
肛門嚢がたまるとどうなるの?⚠️
分泌物がたまり続けると、
・お尻をこする
・お尻を舐める
・肛門周囲の炎症
が起こります。
さらに進行すると、
・肛門嚢炎
・肛門嚢破裂
・膿瘍形成
につながることもあります。
肛門嚢が破裂すると、肛門の横に穴が開き、出血や膿が出ることがあります⚠️
ご自宅でできる肛門嚢絞りの方法✂️
ご家庭で行う場合は、無理のない範囲で行いましょう。
① ティッシュを用意する
② 肛門を時計に見立てて、4時と8時の位置に親指と人差し指をあてる
③ 肛門に向かって少し押し上げるように圧迫する
④ 分泌物が出たらティッシュで拭き取る
無理は禁物です⚠️
肛門嚢絞りは、慣れないと難しいことがあります。
無理に強く押すと、
・痛み
・炎症
・肛門周囲の損傷
につながることもあります。
また、
・分泌物が出ない
・強く嫌がる
・赤く腫れている
場合は、無理せず動物病院へご相談ください。
どのくらいの頻度で行う?
個体差がありますが、
・1か月に1回程度
・トリミング時
を目安に管理している子が多いです。
一方で、自然に排出できる子では定期的な肛門嚢絞りが不要なこともあります。
お尻を気にする様子があればご相談ください🏥
・お尻をこする
・お尻を舐める
・肛門周囲が赤い
・嫌な臭いがする
そんな症状がある場合は、お早めにご相談ください🐶
🏥 専門診療にも対応しています
獣医外科認定医(JAHA)
獣医総合臨床医(JAHA)
獣医腫瘍科認定医在籍
整形外科・腫瘍科・歯科・皮膚科などの専門診療にも対応しています。
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