膀胱に袋のような構造が…?🐶
今回ご紹介するのは、「膀胱憩室(ぼうこうけいしつ)」です。
膀胱憩室とは、膀胱の壁の一部が袋状に外へ突出してしまった状態をいいます。
比較的珍しい病気ですが、膀胱炎や排尿トラブルの原因になることがあります。
正常な膀胱との違い🔍
右の画像は正常な膀胱です。
正常な膀胱は、超音波検査でみると滑らかな袋状の構造として確認できます。
一方、左の画像の膀胱憩室では、丸で囲んだ部分に膀胱から突出した袋状構造が確認できます。
本来は存在しないポケットのような空間が形成されている状態です。
膀胱憩室とは?
膀胱憩室は、
・先天性(生まれつき)
・後天性
に分けられます。
後天性の場合は、
・慢性的な膀胱炎
・尿道閉塞
・排尿障害
などによって膀胱内圧が上昇し、形成されることがあります。
なぜ問題になるの?⚠️
膀胱憩室があると、尿がその中に残りやすくなります。
すると、
・細菌感染
・膀胱炎
・結石形成
などの原因になることがあります。
特に膀胱炎を繰り返す子では、膀胱憩室が隠れているケースもあります。
こんな症状は要注意👀
・頻尿
・血尿
・排尿時の違和感
・膀胱炎を繰り返す
・尿漏れ
このような症状が見られる場合は、詳しい検査が必要になることがあります。
どのように診断するの?🔍
診断には、
・超音波検査
・レントゲン検査
・造影検査
などを行います。
今回も超音波検査によって膀胱憩室を確認することができました。
治療について💊
症状や大きさによって治療方針は異なります。
軽度で症状がない場合は経過観察となることもありますが、
・膀胱炎を繰り返す
・尿が残る
・排尿障害がある
場合には外科手術を検討することもあります。
繰り返す膀胱炎には原因が隠れていることもあります🏥
「何度も膀胱炎になる」
そんな場合は、膀胱憩室のような構造的異常が隠れていることもあります。
超音波検査によって発見できる病気も多いため、気になる症状があればお気軽にご相談ください🐶
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獣医外科認定医(JAHA)
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