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歯周病シリーズ第17回|猫が突然パニックに…閉口不全の原因と治療について

歯周病シリーズ第17回

猫が口を閉じられない?閉口不全の症例🐱

今回ご紹介するのは、「閉口不全(へいこうふぜん)」を起こした猫ちゃんの症例です。

閉口不全とは、その名の通り「口を正常に閉じることができない状態」をいいます。

猫ちゃんでは比較的まれですが、突然発症すると強い不快感やパニックを引き起こすことがあります。


来院時の様子⚠️

飼い主さまからは、

「急に口が閉じられなくなった」

「落ち着きがなくパニックになっている」

とのことでご相談をいただきました。

実際に診察すると、口を正常に閉じることができず、常に開いた状態になっていました。

猫ちゃん自身も強い違和感を感じている様子でした。


原因は歯周病でした🦷

口腔内を詳しく検査したところ、重度の歯周病が確認されました。

歯周病によって歯を支える骨や歯周組織が破壊されると、

・歯の位置異常
・歯の動揺
・咬み合わせ異常

などが起こることがあります。

今回の症例では、歯周病による歯の異常が原因となり、正常な閉口ができなくなっていました。


歯周病は口臭だけの病気ではありません⚠️

歯周病というと、

🦷 歯石

🦷 口臭

をイメージする方が多いと思います。

しかし実際には、

・歯の脱落
・顎骨の破壊
・口腔鼻腔瘻
・閉口不全

など、さまざまな問題を引き起こすことがあります。


今回行った治療✂️

原因となっていた歯に対して抜歯を実施しました。

2枚目は治療後の写真です。

抜歯後は口を正常に閉じることができるようになり、猫ちゃんの不快感も大きく改善しました✨


猫は痛みを隠します🐱

猫ちゃんは本能的に痛みや不調を隠す動物です。

そのため、

・食べているから大丈夫
・元気そうに見える

と思っていても、実際には重度の歯周病が進行していることがあります。


こんな症状は要注意👀

✔ 口臭が強い

✔ よだれが増えた

✔ ごはんを食べづらそう

✔ 顔を気にする

✔ 口が閉じにくそう

✔ 片側だけで噛む

このような症状がある場合は、歯科疾患が隠れているかもしれません。


定期的なお口チェックをおすすめします🏥

歯周病は進行するまで気付きにくい病気です。

特に猫ちゃんでは症状を隠すことが多いため、定期的な口腔内チェックが重要になります。

気になる症状があれば、お早めにご相談ください🐱


🏥 専門診療にも対応しています
獣医外科認定医(JAHA)
獣医総合臨床医(JAHA)
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整形外科・腫瘍科・歯科・皮膚科などの専門診療にも対応しています。


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