咳が続く犬にレントゲン検査を 心臓と気管の異常を解説
犬の咳は心臓病だけではありません レントゲンでわかる心臓と気管の異常
「最近、愛犬がよく咳をする…」
犬の咳は風邪だけではなく、心臓病や気管の病気が原因となっていることがあります🐶
今回のレントゲン写真では、
🫀 左心房の拡大
🫁 気管の狭窄
という2つの異常が確認されました。
このような場合は、心臓性の咳と気管の異常による咳の両方が関係している可能性があります。
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左心房拡大とは?🫀
左心房は、肺から戻ってきた血液を一時的にためる心臓の部屋です。
僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病が進行すると、左心房に負担がかかり徐々に大きくなります。
今回のレントゲンでも、丸で囲った部分の左心房が拡大していることが確認できます。
左心房が大きくなると、すぐ近くを通る気管を後ろから圧迫してしまうことがあります。
その結果、咳が出やすくなることがあります。
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気管にも異常がみられました🫁
1枚目の写真は、吸気(息を吸った時)と呼気(息を吐いた時)のレントゲンを比較したものです。
正常では呼吸をしても気管の太さは大きく変化しません。
しかし今回の症例では、
吸気時に気管が潰れ、細くなっていることが確認できました。
これは頸部気管虚脱の特徴的な所見です。
気管が狭くなることで空気の通り道が細くなり、咳が出やすくなります。
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心臓と気管、両方が原因になることもあります⚠️
咳が出ている犬では、
🔹 心臓病だけ
🔹 気管虚脱だけ
とは限りません。
今回のように、
🫀 左心房の拡大
🫁 気管虚脱
の両方が認められるケースもあります。
原因が一つとは限らないため、どちらがどの程度咳に影響しているかを総合的に判断することが重要です。
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このような症状はありませんか?🐾
次のような症状がある場合は注意が必要です。
✅ 咳が続いている
✅ 興奮すると咳が出る
✅ 朝方や夜間に咳が増える
✅ ガーガー、ケンケンという咳をする
✅ 散歩中や運動後に咳き込む
✅ 呼吸が苦しそう
このような症状がみられる場合は、心臓病や気管の病気が隠れている可能性があります。
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レントゲン検査がとても重要です📸
咳の原因を調べるためには、レントゲン検査が非常に重要です。
レントゲンでは、
🔍 心臓の大きさ
🔍 左心房の拡大
🔍 気管の太さ
🔍 肺の状態
などを確認することができます。
さらに必要に応じて、心臓超音波検査(心エコー検査)や血液検査などを組み合わせることで、より詳しく原因を調べることができます。
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咳が続く場合は早めの受診をおすすめします🏥
咳は体からの重要なサインです。
「年齢のせいだから」
「少し咳をするだけだから」
と様子を見てしまうと、病気が進行してしまうこともあります。
咳が続いている場合は、心臓病だけでなく気管の病気が隠れている可能性もあります。
気になる症状がありましたら、お早めの受診をおすすめします😊
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獣医外科認定医(JAHA)
獣医総合臨床医(JAHA)
獣医腫瘍科認定医在籍
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