肥満細胞腫とは
肥満細胞腫は、犬で比較的多くみられる悪性腫瘍の一つです。猫でも発生する可能性があります。
皮膚や皮下にしこりとして見つかることが多く、見た目だけでは良性のできものと区別できないこともあります。そのため、できものを見つけた場合は、早めに検査を行うことが大切です。
主な症状
肥満細胞腫では、以下のような症状がみられることがあります。
- 皮膚や口唇にしこりができる
- しこりを気にして舐めたり触ったりする
- 赤みや腫れがみられる
- 大きさが変化することがある
見た目だけで診断することは難しいため、検査による確認が必要です。
診断
細胞診検査を行い、肥満細胞腫が疑われる場合は外科的切除と病理検査を実施します。
病理検査では腫瘍の種類だけでなく、切除が十分に行えているか(完全切除かどうか)も確認します。
治療
肥満細胞腫の治療は外科的切除が基本となります。
腫瘍をできるだけ取り残さないよう適切な範囲で切除し、摘出した組織は病理検査へ提出します。
症例紹介
9歳の猫が、口唇のできものを気にしているとのことで来院されました。
細胞診検査の結果、口唇肥満細胞腫が疑われたため、全身麻酔下で切除を行いました。
病理検査では完全切除できていることが確認されました。現在は良好に経過していますが、今後も定期的な経過観察を継続しています。
※1枚目は手術前、2枚目は手術後の様子です。
まとめ
肥満細胞腫は、見た目だけでは良性のできものとの区別が難しい悪性腫瘍です。
今回の症例では完全切除できていたため予後は良好と考えられますが、再発や新たな腫瘍の有無を確認するため、定期的な診察をおすすめしています。
口元や皮膚に気になるしこりを見つけた場合は、早めにご相談ください。
専門診療にも対応しています
獣医外科認定医(JAHA)
獣医総合臨床医(JAHA)
獣医腫瘍科認定医在籍
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ガレン動物病院
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