猫の外科症例紹介
猫の前肢外傷による皮膚欠損
~皮膚フラップを用いた再建手術~
外傷によって皮膚が大きく失われてしまうと、自然に治るまで長い時間がかかるだけでなく、傷口が閉じない場合があります。
今回は、右前肢の外傷により皮膚が欠損した猫ちゃんに対し、皮膚フラップを用いて治療を行った症例をご紹介します。
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症例紹介
動物種:猫
主訴:右前肢の怪我
診断:右前肢の外傷による皮膚欠損
治療:皮膚フラップによる再建手術
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皮膚フラップとは?
皮膚フラップとは、周囲の正常な皮膚を血流が保たれた状態で移動させ、皮膚が失われた部分を覆う手術方法です。
皮膚の欠損が大きい場合や、傷口に強い張力がかかる部位では、単純に縫い合わせることが難しいことがあります。
そのような場合に皮膚フラップを選択することで、傷口を無理なく閉鎖でき、良好な治癒が期待できます。
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今回の症例
今回の症例では、右前肢に大きな皮膚欠損が認められました。
前肢は関節の動きが大きく、常に皮膚へ張力がかかる部位です。
そのため、単純縫合では傷口が開いてしまう可能性が高いと判断し、皮膚フラップによる再建手術を実施しました。
写真1:手術前
右前肢に皮膚欠損が認められます。
写真2:手術直後
周囲の皮膚を移動させ、皮膚フラップを作成して傷口を閉鎖しました。
写真3:抜糸後
傷は良好に治癒し、皮膚もきれいに生着しています。
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まとめ
皮膚欠損では、傷の大きさや発生した部位によって最適な治療方法が異なります。
特に関節周囲など張力がかかる部位では、皮膚フラップを選択することで、皮膚への負担を軽減しながら傷を閉鎖できる場合があります。
当院では外傷の状態や部位に応じて適切な治療方法をご提案しています。
気になる傷や治りにくい外傷がありましたら、お気軽にご相談ください。
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