房室ブロックとは
房室ブロックとは、心臓の電気信号が心房から心室へ正常に伝わらなくなる不整脈の一つです。
軽度では症状がみられないこともありますが、重度になると失神や運動 intolerance(運動を嫌がる)、突然の虚脱などを引き起こすことがあります。
健康診断や麻酔中の心電図モニターで偶然発見されることもあります。
主な症状
房室ブロックでは、以下のような症状がみられることがあります。
- 症状がみられない
- 元気がなくなる
- 運動を嫌がる
- 失神
- 突然倒れる
症状の有無は、房室ブロックの程度によって異なります。
診断
心電図検査を行い、心臓の電気信号が正常に伝わっているかを確認します。
本症例では、避妊手術中の麻酔モニターで心電図を確認した際に、房室ブロックが認められました。
治療
症状がなく、日常生活に支障がない場合は、定期的な経過観察を行います。
症状や不整脈の程度によっては、追加検査や治療が必要になることがあります。
症例紹介
4歳の犬が避妊手術を受けた際、麻酔中の心電図モニターで房室ブロックが確認されました。
現時点では症状は認められなかったため、治療は行わず経過観察としました。
※画像は実際の心電図で、緑色で囲んだ部分ではP波は認められますが、QRS波が続いておらず、房室ブロックが確認できます。
まとめ
房室ブロックは、症状がなくても健康診断や麻酔中のモニターで偶然発見されることがあります。
症状がない場合でも、定期的に経過を確認することで変化を早期に把握できるため、継続した観察が大切です。
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獣医外科認定医(JAHA)
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