🐾妊娠中のトラブルにご注意
犬・猫の「流産」について
こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、**妊娠中のわんちゃん・ねこちゃんに起こる可能性のある「流産」**についてお話しします。
めったにないように思われるかもしれませんが、妊娠がわかってからの体調管理や早期発見がとても大切な問題です。
🐶🐱 こんな症状はありませんか?
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妊娠中に出血やおりものが出る
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妊娠後期なのにお腹が目立たない
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元気や食欲がない、熱がある
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妊娠中だったのに、急に元気が戻った(胎児が吸収された可能性も)
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陣痛のような様子があるが、出産が始まらない
これらの症状があったら、子宮内で胎児に異常が起きている可能性があります。
💡「流産」ってどんな状態?
「流産」とは、妊娠中に胎児が死亡してしまう状態をいいます。
胎児が排出されることもあれば、体内で吸収されることもあります(不顕性流産)。
また、1頭だけ流産して他の胎児は無事に出産される場合もあります。
🔍 原因として考えられること
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感染症(ウイルス、細菌、原虫など)
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ホルモン異常(黄体ホルモンの不足)
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遺伝的な要因や胎児の異常
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強いストレスや外傷、栄養不足
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高齢出産や過去の出産歴による影響
特に妊娠後半での感染症や、母体の体調不良は流産のリスクを高めます。
🔎 どうやって診断するの?
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**超音波検査(エコー)**で胎児の心拍や動きを確認
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レントゲン検査(妊娠後期)で胎児の位置や数を確認
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必要に応じて血液検査やホルモン検査も行います
早期に気づくことで、その後の処置や母体のケアがスムーズになります。
💊 治療や対応は?
流産してしまった場合は、以下のような処置を行うことがあります:
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自然排出されるのを待つ(状態が安定している場合)
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薬剤による排出の補助
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感染防止のための抗生物質投与
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子宮内に残った組織がある場合は手術が必要になることもあります
また、母体の健康状態を回復させるケアも非常に重要です。
🛡️ 予防のためにできること
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妊娠前からの健康管理・ワクチン接種・感染症予防
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妊娠中のストレス回避と安静な環境づくり
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定期的な妊娠確認・胎児の経過観察(エコーがおすすめ)
妊娠がわかったら、早めに動物病院にご相談いただくことで、トラブルの早期発見につながります。
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