365日診療

ご予約はウェブで

またはお電話で

☎055-972-6770

〒411-0906

静岡県駿東郡清水町八幡61−1

 · 

流涙症

👁️涙が止まらない?目の下が茶色い?

犬・猫の流涙症(りゅうるいしょう)について

こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、**目から涙があふれ出てしまう「流涙症(りゅうるいしょう)」**についてお話しします。

「目やにが多い」「目の下の毛が茶色くなっている」など、見た目の変化だけでなく、実は目の不調が原因になっていることもあります。


🐾こんな症状ありませんか?

  • 目の周りがいつも濡れている

  • **涙やけ(茶色く変色)**している

  • 涙が多くて目やにが増える

  • 目をしょぼしょぼする

  • 目の下の皮膚がただれてきた

こうした症状がある場合、涙が過剰に出ていたり、涙の排出がうまくいっていない可能性があります。


💡流涙症ってなに?

流涙症とは、涙の分泌量が多すぎる、または涙がうまく鼻へ流れずにあふれてしまう状態のことです。

涙は本来、目を潤したあと「涙点」という穴から鼻へと排出されます。
この経路に異常があると、涙がこぼれてしまい、目の下が常に濡れた状態になります。


🔍原因はさまざま

✅ 涙が多くなる原因(分泌過剰型)

  • 異物(まつ毛、ホコリなど)による刺激

  • 結膜炎、角膜炎などの炎症

  • アレルギー、ドライアイの代償性涙液分泌

✅ 涙が流れにくい原因(排出障害型)

  • 涙点閉鎖(先天的に穴がない or 詰まっている)

  • 鼻涙管の狭窄・閉塞

  • 目の周囲の構造の問題(短頭種など)

  • 加齢による変形・筋力低下


🐶🐱どんな子に多いの?

  • シーズー、チワワ、パグ、ペキニーズ、マルチーズ、トイプードルなど

  • 短頭種、涙点が小さい子、目が大きく露出している犬猫

  • 子犬・子猫のうちから涙が多い子もいます


🔬どうやって診断するの?

  • 眼科検査(涙の染色検査、涙点確認、涙の量の測定)

  • 涙の排出状態を確認するためのフルオレセイン鼻涙管通過試験

  • 必要に応じてレントゲン/CT検査で鼻涙管の構造確認


💊治療・ケア方法

✅ 原因に応じた治療

  • 感染・炎症 → 抗生物質や消炎剤の点眼

  • 鼻涙管閉塞 → 洗浄処置や涙点形成手術(場合によって)

  • アレルギー → アレルギーコントロール

  • 異物・逆さまつ毛 → 除去・手術

✅ ホームケア

  • 涙やけの拭き取りケア(専用ローションや清潔なコットン)

  • 目の周りの毛を短く保つ(涙が溜まりにくくなる)

  • ストレスやアレルギー対策で環境を整える


🛡️放っておくとどうなる?

  • 皮膚炎(涙で濡れた皮膚がただれる)

  • 色素沈着(涙やけ)

  • 慢性結膜炎・角膜炎の悪化

  • 美容面だけでなく、健康面でのトラブルも起こる可能性があります


💬 最後に

「涙が多いだけ」「涙やけがあるけど元気だし…」と思っても、
その背景に目の異常や解剖的な問題があるケースも少なくありません。

大切な目の健康を守るために、早めの診察とケアの習慣化をおすすめします👁️✨


📞 ご予約・お問い合わせはこちら

ネット予約 ▶︎ https://5.mfmb.jp/mobile/index.php?clinic_number=900991
電話 ▶︎ 055-972-6770
ガレン動物病院
静岡県駿東郡清水町八幡61-1


🚗 対応エリアのご案内

ガレン動物病院には、三島市・沼津市・函南町・長泉町・裾野市・伊豆市・御殿場市・富士市・静岡市・箱根町など、
静岡県東部・神奈川県西部エリアからも多くの飼い主さまにご来院いただいています。

 

📝ペットの症状やお困りごとがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

ウェブで診療予約