365日診療

ご予約はウェブで

またはお電話で

☎055-972-6770

〒411-0906

静岡県駿東郡清水町八幡61−1

 · 

拡張胃捻転症候群

🍽️【食後に突然の苦しむような様子、膨らんだお腹…それ、拡張胃捻転症候群かもしれません】

拡張胃捻転症候群について

こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、犬に特に多く見られる緊急の病気、**拡張胃捻転症候群(GDV)**についてご紹介します。


🩺 拡張胃捻転症候群とは?

拡張胃捻転症候群(GDV)は、胃が膨らみ(拡張)、その後ねじれる(捻転)ことで血流が滞り、急激に命の危険を引き起こす病気です。
この病気は特に、**大型犬や深胸型犬種(例:ドーベルマン、ゴールデン・ラブラドールなど)**に多く見られます。

📌 胃が膨らむ原因は、食べ過ぎや飲みすぎ、食後に激しい運動をしたり興奮したりすることです。胃がねじれることで、胃内の圧力が急激に上がり、血流が遮断されるため非常に危険です。


🐶 どんな犬に多いの?

  • 大型犬や深胸型犬種(ゴールデン・ドーベルマン・ラブラドール・グレートデーンなど)

  • 食後の激しい運動や興奮が引き金となることが多い

  • 食べ過ぎや一度に大量に飲み込む癖がある犬


📌 主な症状

  • 食後に突然苦しむ様子(特に食べた後30分〜1時間以内)

  • 膨れたお腹(大きく膨らんだ腹部を触ると硬い)

  • 激しくよだれを垂らす、または吐く(食物や泡を吐くが、何も出ないことが多い)

  • 呼吸が荒くなる、または息切れをする

  • 落ち着きがなく、痛がる様子を見せる

📌 拡張胃捻転症候群は急速に悪化し、命に関わるため、早期の治療が非常に重要です。


🩺 診断と検査

  • 臨床症状の確認(お腹の膨らみ、呼吸困難など)

  • レントゲン検査:胃の拡張やねじれを確認するために行います

  • 血液検査:ショック状態や循環不全を確認

  • 腹部超音波:胃内のガスの移動やねじれ具合を調べることができる場合もあります


💊 治療方法

✅ 外科手術(緊急手術)

  • 胃の捻転を解消し、胃を正しい位置に戻す手術を行うことが必要です。手術が最も効果的で、命を救う方法となります。

  • 胃の固定手術(胃のねじれを防ぐために胃を腹壁に固定する)を併用することがあります。

✅ 薬物療法

  • 抗生物質抗炎症薬を使用して、感染症や炎症を防ぐ

  • 血液循環を改善するための薬(ショック状態を改善する薬)

✅ 術後管理

  • 手術後は入院と厳重な管理が必要です。

  • 血圧のモニタリングや点滴、食事制限などを行い、回復をサポートします。


🕰 予後と注意点

状況 備考
早期に治療ができた場合 予後は良好、回復することが多い
手術が遅れた場合 臓器損傷やショックが進行し、命に関わる可能性が高くなる

📌 食後の激しい運動や興奮を避けることが予防につながります。特に、大型犬や深胸型犬種には食事後の安静が必要です。


🏠 ご家庭でのケア

  • 食後は最低でも1〜2時間は安静にさせる

  • 食事は少量に分けて与える(一度に大量に食べないようにする)

  • 食後の運動や興奮を避ける

  • 定期的に健康診断を受け、胃の状態を確認する


💬 まとめ

拡張胃捻転症候群は、急激に胃が膨らみ、ねじれることで命に関わる症状を引き起こす緊急の病気です。
早期に治療を行うことで、命を救うことができます
「食後に苦しそうにしている」「お腹が膨れている」などの症状が見られた場合は、すぐに獣医師に相談することが重要です。


📞 ご予約・お問い合わせはこちら
ネット予約 ▶︎https://5.mfmb.jp/mobile/index.php?PHPSESSID=578pnba6ipr9e0ko5igj8dkt70&clinic_number=900991
電話 ▶︎055-972-6770

ガレン動物病院
静岡県駿東郡清水町八幡61-1


 

対応エリアのご案内
ガレン動物病院は、三島市・沼津市・函南町・長泉町・伊豆市・裾野市・御殿場市・富士市・富士宮市・静岡市・箱根町など、静岡県・神奈川県東部エリアからも多くの飼い主様にご来院いただいています。
ペットの症状やお困りごとがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

ウェブで診療予約