胃内異物

🍽️【食後に吐く、元気がない…それ、胃内異物かもしれません】

胃内異物について

こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、犬や猫に見られる消化器系の問題、胃内異物についてご紹介します。

---

🩺 胃内異物とは？

胃内異物とは、胃の中に異物が入ってしまい、消化がうまくいかず詰まってしまう状態です。
異物は消化されずに胃に残り、胃腸の動きが妨げられます。異物が胃の中に長時間残ると、胃壁を傷つけたり、炎症を引き起こすことがあります。

📌 胃内異物は、おもちゃ、骨、布、金属製の物などが原因となることが多いです。

---

🐶🐱 どんな子に多いの？

• 食べ物やおもちゃを飲み込む癖のある犬や猫

• 小型犬や、何でも口に入れてしまう犬や猫

• 好奇心が旺盛な犬や猫

• ストレスや退屈から物を噛んだり飲み込んだりすることがある動物

---

📌 主な症状

• 食後に吐く、または食べ物を吐き出す

• 食べた後に、元気がない、またはぐったりする

• 口から異物が見える、または異物を触ろうとすると痛がる

• よだれが増える

• 腹部が膨れる、またはお腹を触ると痛がる様子を見せる

• 便が出にくくなる、または便の色が異常になる（異物が腸内で詰まっている場合）

📌 胃内異物は早期に発見し、除去しないと、胃や腸に損傷を与えることがあるため、注意が必要です。

---

🩺 診断と検査

• 視診と触診：口腔内や腹部の異常を確認する

• レントゲン検査：胃内の異物の位置を確認

• 超音波検査：異物が胃壁を傷つけているか、異常がないかを調べる

• 内視鏡検査：胃内を直接観察して異物を確認し、除去することができます

---

💊 治療方法

✅ 内視鏡による異物除去

• 内視鏡で胃内の異物を取り出す方法が一般的です。異物が胃の上部にある場合、内視鏡を使って簡単に取り出すことができます。

✅ 外科手術（重度の場合）

• 異物が胃の奥深くに詰まっている場合や内視鏡で取り出せない場合、外科的に異物を取り出す手術が必要になります。

✅ 食事管理と薬物療法

• 食道や胃に傷がある場合、抗生物質や抗炎症薬を使用して感染や炎症を予防します。

• 胃酸抑制薬や消化を助ける薬を使用して、胃の負担を軽減します。

---

🕰 予後と注意点

📌 異物を早期に取り除くことで、胃や腸の損傷を最小限に抑えることができます。

---

🏠 ご家庭でのケア

• 食後に異物を飲み込まないように監視する

• 小型犬や好奇心旺盛な動物には、食べ物やおもちゃを飲み込む癖を防ぐための管理が必要です

• 食事後は激しい運動を避け、しばらく安静にさせる

• 物を飲み込む癖がある場合は、定期的に獣医師に相談し、予防策を考える

---

💬 まとめ

胃内異物は、異物が胃に詰まることによって食べ物が通過できなくなる状態です。
異物を早期に取り除くことで、回復が早く、症状が悪化するのを防ぐことができます。
「食後に吐く」「食べにくそうにしている」などの症状が見られた場合は、すぐに獣医師に相談することが重要です。

---

📞 ご予約・お問い合わせはこちら
ネット予約 ▶︎https://5.mfmb.jp/mobile/index.php?PHPSESSID=578pnba6ipr9e0ko5igj8dkt70&clinic_number=900991
電話 ▶︎055-972-6770

ガレン動物病院
静岡県駿東郡清水町八幡61-1

---

 

対応エリアのご案内
ガレン動物病院は、三島市・沼津市・函南町・長泉町・伊豆市・裾野市・御殿場市・富士市・富士宮市・静岡市・箱根町など、静岡県・神奈川県東部エリアからも多くの飼い主様にご来院いただいています。
ペットの症状やお困りごとがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。