365日診療

ご予約はウェブで

またはお電話で

☎055-972-6770

〒411-0906

静岡県駿東郡清水町八幡61−1

 · 

指の骨折

🐾「足を浮かせて歩いてる…爪?それとも骨折?」

指の骨折(しのこっせつ)について

こんにちは、ガレン動物病院です。

「高いところから飛び降りたあと、足を浮かせている」
「前足をしきりに舐めている、触ると嫌がる」
「爪が折れたと思っていたけど、なかなか治らない…」

そんなとき、**指の骨折(=指の骨が折れている状態)**が隠れているかもしれません。


🦴 指にも骨があります

犬や猫の指にも人と同じように3本の小さな骨(指節骨)があり、それぞれ関節でつながっています。
ジャンプや転倒、踏まれたり挟まれたりしたときに、小さな指の骨が折れてしまうことがあります。

📌 指は小さく見えても骨折すると痛みが強く、歩き方・走り方に明らかな変化が出ることもあります。


🐶🐱 どんなときに起きる?

  • 高いところから飛び降りたときの着地の衝撃

  • ドアや家具に指を挟んだ

  • 家族や他のペットに誤って踏まれてしまった

  • 床で滑って指を突き指のようにしてしまった

  • 散歩中のアクシデント(強く引っ張った、石などに引っかけた)

  • 爪が折れたと思っていたら、実は骨まで折れていたというケースも多いです


📌 よくある症状

  • 足を浮かせて歩いている(びっこ)

  • 足先を触られるのを嫌がる・鳴く

  • 足先をしきりに舐める

  • 爪の角度が変だったり、血がにじんでいる

  • 指の先や足先が腫れている

  • 歩き方が不自然になった

📌 爪や肉球のケガと見間違えやすいですが、痛みが長引くようなら骨折の可能性を考える必要があります。


🩺 診断と検査

  • 視診・触診:腫れや痛みの部位を確認

  • レントゲン検査:骨の折れ方(ヒビ、ずれ、複雑骨折)を評価

  • 必要に応じてCT検査(微細な骨折の確認)

📌 小さな骨でも折れているかどうかは見た目では判断できないため、画像検査が必須です。


💊 治療方法

✅ 軽度の骨折(ずれがない/ヒビ程度)

  • 包帯や副木で固定+安静

  • 痛み止め・抗炎症薬の投与

  • 2〜4週間程度で骨がくっつくことが多いです

✅ 重度の骨折(ずれがある/複雑骨折)

  • ピンやワイヤーを使った整復手術が必要な場合もあります

  • 特に関節面にかかる骨折は、きれいに治さないと将来的に変形や痛みが残る可能性があります


🕰 治療後の経過

骨折のタイプ 治療期間・予後
単純骨折(ずれなし) 約2〜4週間で骨癒合。しっかり安静すれば完治
複雑骨折(ずれあり) 手術+固定で4〜6週間以上の回復期間
未治療/放置 骨がずれたままくっつき、変形・慢性の痛みが残る可能性あり

🏠 ご家庭でのケア

  • ジャンプ・階段・散歩は制限(ケージレストが基本)

  • 包帯は濡らさない・汚さないように注意

  • 痛み止めや抗生剤など、指示通りに服用を続ける

  • くっついてからも数週間は様子を見ながら徐々に運動を再開

  • 定期的なレントゲン検査で骨のくっつき具合を確認します


💬 まとめ

指の骨折は、小さいケガに見えても、歩行や関節に大きな影響を与えることがある整形外科の病気です。

「足を浮かせてるな」「ちょっと痛がってるだけかも…」
そんな時でも、一度レントゲンで確認しておくと安心です。


 

📞 ご予約・お問い合わせはこちら
ネット予約 ▶︎ https://5.mfmb.jp/mobile/index.php?PHPSESSID=578pnba6ipr9e0ko5igj8dkt70&clinic_number=900991
電話 ▶︎ 055-972-6770

ウェブで診療予約