緑内障

👁️目が赤い？急に見えなくなった？

犬・猫の緑内障（りょくないしょう）について

こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、**進行が早く、放置すると失明につながる「緑内障（りょくないしょう）」**についてご紹介します。

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💡緑内障とは？

緑内障とは、眼の中の圧力（眼圧）が異常に高くなり、視神経がダメージを受けて視力が低下する病気です。

眼球内の「房水（ぼうすい）」という液体の流れや排出がうまくいかなくなると、眼球が圧迫されて痛みや失明を引き起こします。

犬では特に進行が早く、数時間〜1日で失明するケースもある緊急疾患です。

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🐾こんな症状ありませんか？

• 急に目が赤くなった

• 目が白く濁っている（緑っぽく光る）

• 瞳孔が開いたままになっている

• 目が大きくなったように見える（眼球突出）

• まぶたが開けにくそう／ショボショボしている

• 食欲・元気がなく、頭を振ったり顔をこすっている

• 歩くときに物にぶつかる（視力低下）

これらの症状が見られたら、すぐに動物病院へご相談ください。

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🧪原因には2種類あります

✅ 原発性緑内障

• 房水の排出構造に異常がある先天的なタイプ

• 一部の犬種（柴犬、シーズー、アメリカンコッカー、ビーグルなど）に多く見られます

• 片目に発症したあと、もう片方にも発症するケースが多い

✅ 続発性緑内障

• ぶどう膜炎や白内障、眼内腫瘍、外傷など、他の目の病気が原因で眼圧が上がるタイプ

• 猫では続発性が多く、FIP（猫伝染性腹膜炎）などが関連することも

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🔬診断方法

• 眼圧測定（トノペンなど）
  → 正常値：犬猫ともに 10～25mmHg前後

• 眼底検査（視神経の評価）

• 視診・スリットランプ検査・眼球の大きさの確認

※症状が軽くても、定期的な眼圧チェックで早期発見ができます。

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💊治療方法

緑内障の治療は、視力の温存 or 痛みの緩和を目指して行います。

✅ 内科治療

• 眼圧を下げる目薬（炭酸脱水酵素阻害薬／β遮断薬など）

• 房水の産生抑制・排出促進

• 抗炎症薬／鎮痛剤／点滴（緊急時）

※視力が残っているうちに治療を開始することで、維持できる可能性があります。

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✅ 外科治療（重度・内科で効果がない場合）

• レーザー治療

• 房水流出路の確保手術

• 義眼挿入／眼球摘出（痛みのコントロールが目的）

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🛡️予防や早期発見のために

• 遺伝的リスクのある犬種は定期的な眼圧測定を

• 片目に発症した場合、もう片方の目の予防治療をスタートすることが重要です

• 他の目の病気（白内障・ぶどう膜炎など）を放置しないことも大切です

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💬まとめ

緑内障は、急速に進行し、視力を失う危険性のある緊急疾患です。
特にわんちゃんでは、「朝は見えていたのに夕方には失明していた」という例も少なくありません。

「目が赤い」「光の反応がおかしい」「見えてない気がする」
そんな異変に気づいたら、できるだけ早くご相談ください。

当院では、眼圧測定・視神経評価・治療／手術対応も行っております。

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静岡県東部・神奈川県西部エリアからも多くの飼い主さまにご来院いただいています。

 

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