🐾おっぱいが腫れている？痛がってる？
乳腺炎（にゅうせんえん）について
こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、**わんちゃん・ねこちゃんの「乳腺炎（にゅうせんえん）」**についてご紹介します。
授乳中や偽妊娠中のメスに多く見られますが、放置すると重症化することもあるため、早めの対応が大切です。
🐶🐱こんな症状はありませんか？
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乳首や乳腺が赤く腫れている
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おっぱいを触ると痛がる・怒る
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熱を持っていて膿が出ている
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食欲がない、元気がない
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授乳を嫌がる・子犬や子猫を遠ざける
これらの症状が見られたら、乳腺に炎症や感染が起きている可能性があります。
💡乳腺炎ってどんな病気？
乳腺炎は、乳腺や乳頭から細菌が入り、炎症を起こしてしまう病気です。
原因としては：
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授乳中に乳首が傷つき、そこから感染
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偽妊娠で乳汁がたまって炎症
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乳腺の閉塞（詰まり）
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まれに腫瘍との鑑別が必要なことも
特に出産後の母犬・母猫に多いトラブルです。
🔍どうやって診断するの？
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視診・触診で腫れや熱感、痛みの有無を確認
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必要に応じて乳汁の検査（細菌検査・培養）
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重症例では血液検査やエコー検査で全身状態も確認します
💊治療はどうするの？
症状や進行度により次のような治療を行います：
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抗生物質の投与（内服または注射）
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炎症や痛み止めの薬の使用
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膿がたまっている場合は排膿・洗浄処置
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重症例では授乳を中止し、人工哺育に切り替えることも
早期に治療すれば数日〜1週間程度で改善することが多いです。
🛡️予防できるの？
はい、以下のことで予防につながります：
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出産・授乳中の乳腺のチェックをこまめに行う
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子犬・子猫の歯で傷がつかないように注意
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偽妊娠のときは乳房をあまり刺激しない（触りすぎると悪化します）
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避妊手術を受けることで乳腺疾患の予防にもなります
💬 最後に
乳腺炎は、命に関わる病気ではないものの、痛みや不快感が強く、進行すると全身に影響することもあります。
「おっぱいの腫れ」「赤み」「なめてばかりいる」など、気になる症状があれば、早めにご相談くださいね🐾
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