365日診療

ご予約はウェブで

またはお電話で

☎055-972-6770

〒411-0906

静岡県駿東郡清水町八幡61−1

 · 

リンパ腫

🐾「なんだか元気がない…?それ、リンパ腫かもしれません」

犬・猫のリンパ腫について

こんにちは、ガレン動物病院です。

「最近、元気がない気がする…」
「首や足の付け根にしこりがある」
「体重が減ってきた」

そんな症状が見られたら、**リンパ腫(りんぱしゅ)**という病気の可能性があります。


🧬 リンパ腫ってどんな病気?

リンパ腫とは、リンパ球という白血球の一種が“がん化”して、異常に増えてしまう血液のがんです。
全身に広がるリンパ組織(首・胸・お腹・足の付け根など)に発生するため、体のいろんな場所に症状が現れるのが特徴です。

📌 犬では比較的よく見られるがんで、猫では猫白血病ウイルス(FeLV)との関連もあります。


🐶🐱 どんな子がかかるの?

  • 犬猫ともに 中〜高齢(6歳以上) で発症が多い傾向

  • 特定の犬種(ゴールデンレトリバー、ボクサーなど)で発症しやすいとも言われています

  • 猫では白血病ウイルス(FeLV)や猫エイズ(FIV)との関係も


📌 よく見られる症状

  • 首や足の付け根にしこり(リンパ節の腫れ)

  • 元気・食欲がなくなる

  • 体重の減少

  • 下痢・嘔吐

  • 呼吸が苦しそう(胸腔型)

  • 歯茎や目が白っぽい(貧血)

  • 皮膚型や消化器型など、発生部位により症状はさまざま

📌 症状があまり出ず、見た目は元気でも進行しているケースもあるため注意が必要です。


🩺 診断と検査

  • 触診でリンパ節の腫れをチェック

  • 細胞診(注射針でしこりを採取)や生検で確定診断

  • 血液検査、レントゲン、超音波検査で進行度を評価

  • 必要に応じてCTや骨髄検査も


💊 治療について

✅ 基本は「抗がん剤治療(化学療法)」

  • 犬猫ともに抗がん剤がよく効くがんのひとつです

  • 通院での点滴治療が中心(通常は1~3週間ごと)

  • 副作用は人間ほど強く出ないケースが多く、元気や食欲を保ちながら治療できる子も多いです

✅ その他の治療

  • ステロイド(プレドニゾロン)で一時的に症状を抑えることも可能

  • 食事療法や免疫サポート

  • 症状や家族の希望に応じて、緩和ケアを選ぶことも


🕰 治療後の予後(寿命)は?

  • 抗がん剤に反応する子では 寛解(症状がなくなる)状態が数ヶ月〜1年以上持続することもあります

  • 治療をしない場合は、数週間~数ヶ月で進行することが多いです

  • 完治は難しいものの、“がんと上手につきあう”ことができる病気とも言えます


💬 最後に

「リンパ腫=すぐに命に関わる」と思われがちですが、
早期発見と適切な治療で、生活の質を保ちながら過ごせるケースが多くあります。

気になる「しこり」や「なんとなく元気がない」という変化があったら、
ぜひ一度、早めにご相談ください。

 

📞 ご予約・お問い合わせはこちら
ネット予約 ▶︎ ガレン動物病院 予約システム - 診療予約2025
電話 ▶︎ 055-972-6770

ウェブで診療予約