🐶🐱「くしゃみや鼻水、ただの風邪だと思っていませんか？」

鼻炎（びえん）について

こんにちは、ガレン動物病院です。

「最近くしゃみが続いてる」
「鼻水が止まらない」
「鼻が詰まってごはんが食べにくそう」

そんな症状があるときは、**鼻の炎症＝鼻炎（びえん）**の可能性があります。
軽い症状に見えても、慢性化・悪化することもあるので注意が必要です。

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🫁 鼻炎とは？

鼻の中の粘膜に炎症が起き、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が出る状態を「鼻炎」といいます。

• 一時的な「急性鼻炎」

• 長期間続く「慢性鼻炎」

に分けられ、原因によって治療や予後が大きく異なります。

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🐶🐱 どんな子に多い？

• 若齢〜老齢まで全年齢に発生します

• 猫ではウイルス感染（ヘルペス・カリシなど）をきっかけに慢性化しやすい

• 小型犬（チワワ、シーズー、パグなど）は鼻腔が狭く炎症が起きやすい傾向があります

• 高齢の子では腫瘍や歯の病気が原因の場合も

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📌 主な症状

• くしゃみ（連発することも）

• 鼻水（透明／黄色／血が混じるなど）

• 鼻づまり、呼吸がフガフガしている

• 鼻をこする・掻く

• 鼻の中で「ズーズー」「ピーピー」と音がする

• 食欲が落ちる（においが分かりにくくなるため）

• 目やに、涙、咳を伴うことも

📌 片側だけの鼻水や鼻血は、異物や腫瘍の可能性もあり要注意です。

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🩺 主な原因

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🩺 診断と検査

• 身体検査・問診・鼻鏡視診

• レントゲン・CT検査：腫瘍・異物・歯性病変などを評価

• 鼻腔洗浄・生検：慢性鼻炎や腫瘍の診断に

• ウイルス検査（猫）：ヘルペスやカリシの確認

• 歯科検査：口腔内からの感染の確認

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💊 治療法

原因に応じて以下のような治療を行います：

• 抗生物質・抗ウイルス薬：感染が原因の場合

• 抗炎症薬（ステロイドなど）：炎症を抑えて症状緩和

• 抗ヒスタミン薬：アレルギー性鼻炎に有効な場合も

• ネブライザー（吸入療法）：鼻の粘膜を潤し、薬を直接届ける

• 歯科処置：歯根の炎症や膿瘍が原因の場合は抜歯など

• 手術：異物除去や腫瘍摘出が必要なことも

📌 慢性鼻炎は“完全に治す”よりも“症状をコントロールして快適に過ごす”ことを目指します。

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🕰 予後と経過

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🏠 ご家庭でできること

• 室内の湿度を40〜60％に保つ（加湿器の活用）

• ハウスダスト・タバコ・香水など刺激物を避ける

• 毎日鼻の様子を観察（左右差、色、呼吸音など）

• 食欲低下時はにおいの強いフード・温めたごはんを試す

• 猫の場合、ストレスの少ない環境づくりも大切

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💬 まとめ

鼻炎はよくあるけど、意外と奥が深い病気です。
「たかがくしゃみ」「ちょっと鼻水」…と思って放置すると、慢性化したり重い病気が隠れていることも。

「長引く鼻の症状」は、一度きちんと検査してみましょう。

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