🐶かゆい!赤い!
犬・猫の膿皮症(のうひしょう)について
こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、犬や猫に多く見られる皮膚トラブルのひとつ、**「膿皮症(のうひしょう)」**についてご紹介します。
💡膿皮症ってどんな病気?
膿皮症とは、皮膚の表面に細菌が感染して炎症を起こしている状態です。
「膿=うみ」という名前の通り、赤み・かゆみ・フケ・湿疹・かさぶた・脱毛などの症状が見られます。
特に犬ではとてもよく見られ、アレルギーや皮膚のバリア機能の低下が背景にあることが多いです。
🐾こんな症状はありませんか?
✅ 皮膚に赤みやポツポツした湿疹がある
✅ かさぶたやフケが多い
✅ 毛がごっそり抜けて地肌が見える
✅ かゆがって舐めたり、かいたりしている
✅ 体や顔からにおいがする
これらの症状があれば、膿皮症を起こしている可能性があります。
🧬原因として多いもの
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細菌感染(主にブドウ球菌)
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アレルギー体質(食物・環境・アトピー性皮膚炎)
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皮膚バリア機能の低下(乾燥・脂漏・過剰なシャンプーなど)
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ホルモン異常(甲状腺・副腎の病気など)
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免疫力の低下・ステロイド長期使用・シニア期の体質変化
🔬診断方法
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視診・触診:湿疹や脱毛の範囲・性状を確認
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皮膚検査(細菌検査・顕微鏡検査)
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皮膚の培養検査/感受性検査:抗生剤の選定に使用
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血液検査:背景にある内分泌疾患を調べる場合もあります
💊治療方法
✅ 外用薬(軽度〜中等度の場合)
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抗菌シャンプー(薬用)でのスキンケア
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抗菌性のある軟膏やクリーム、スプレー
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かゆみ止め(必要に応じて)
✅ 内服薬(中等度〜重度の場合)
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抗生剤の内服(2〜3週間が目安)
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抗炎症薬/かゆみ止め(アレルギー性が疑われる場合)
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体質改善目的のサプリメントや皮膚用フードの導入
🛡️予防・再発防止のポイント
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月1〜2回の薬用シャンプーケア
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シャンプー後のしっかり乾燥(生乾きは悪化の元)
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皮膚を舐め続けないようにカラーなどで保護
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適切な保湿・栄養管理(皮膚の健康を内側から支える)
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アレルギー検査の実施・食事管理(再発予防に効果的)
💬まとめ
膿皮症は、よくある皮膚病だからこそ、繰り返すと悪化・慢性化しやすい病気です。
「ちょっとかゆそう」「赤いポツポツがある」…そんな小さな変化が、皮膚からのSOSかもしれません。
早めのケアで、かゆみもトラブルも未然に防ぎましょう🐾
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