🐱【くしゃみ・鼻づまり・いびき…実は“ポリープ”が原因かも?】
鼻咽頭ポリープについて
こんにちは、ガレン動物病院です。 今回は、**特に若齢の猫でよく見られる「鼻咽頭ポリープ」**についてご紹介します。
🩺 鼻咽頭ポリープって何?
鼻咽頭ポリープは、**耳の奥や鼻の奥、喉の奥(咽頭)にできる良性の炎症性ポリープ(できもの)**です。
📌 鼻と喉の間(鼻咽頭)にできると、
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鼻づまり
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いびき
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呼吸が苦しい などの症状が出ます。
成長期の猫(6ヶ月〜3歳)に多く、まれに犬にも見られます。
🐱 よくある症状
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鼻づまり(ズーズーという音)
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くしゃみ、鼻水
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いびき/口を開けての呼吸
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ごはんを食べづらそうにする
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首を振る/耳をかく(中耳に伸びた場合)
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耳の中が汚れている/外耳炎を繰り返す
📌 症状が片側だけのことも多く、「片方の鼻からだけ鼻水が出る」という場合は要注意!
🩺 診断と検査
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視診・聴診(呼吸音や鼻水の有無)
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レントゲン・CT検査:中耳や鼻咽頭の状態を確認
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鎮静・麻酔下での口腔内からの内視鏡検査(ポリープの確認・摘出)
📌 鎮静が必要ですが、診断と治療が同時にできるケースが多いです。
💊 治療方法
✅ ポリープ摘出術(引き抜き法)
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口の奥(軟口蓋の裏側)からポリープを確認し、専用器具で除去
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比較的短時間の処置で済みます
📌 再発を防ぐために、
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抗炎症薬(ステロイド)
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抗生剤(感染予防)
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必要に応じて中耳の手術(鼓室胞切開)を追加することもあります
🕰 予後と注意点
状況 | 備考 |
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単純なポリープ摘出 | 多くは良好。咳・いびき・鼻づまりが改善 |
中耳・外耳まで広がっている場合 | 手術+内服で管理。再発率はやや高め |
📌 若い猫に多く、再発防止のための経過観察が大切です。
🏠 ご家庭でのケア
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鼻水やくしゃみが長引いていないか日々チェック
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食欲・呼吸音・いびきに注意
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耳のケア(外耳炎がある場合)
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手術後はお薬の内服を指示通りに継続!
💬 まとめ
鼻咽頭ポリープは、若い猫でくしゃみ・鼻づまり・いびきなどを引き起こす良性疾患です。 でも、放置すると呼吸や食事に影響し、再発や中耳炎につながることも。
「いびきが大きい」「ずっと片方の鼻が詰まっている」 そんな時は、早めのご相談をおすすめします。
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ガレン動物病院では、猫の呼吸器症状や鼻咽頭ポリープの検査・治療にも対応しています。 気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。