🐾突然立てない!?背中を痛がる!?
「椎間板ヘルニア」について
こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、特に**ダックスフンドやトイプードル、フレンチブルなどに多く見られる「椎間板ヘルニア」**についてご紹介します。
背中の痛みや足の麻痺など、急に起こる深刻な症状もあるため、早めの対応がとても重要な病気です。
🐶🐱こんな症状はありませんか?
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背中や腰を触られるのを嫌がる
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抱っこするとキャン!と鳴く
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急に歩き方がおかしくなった/足を引きずる
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片足や両足に力が入らない
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階段やジャンプを嫌がる
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排尿・排便のコントロールが効かない(重度)
このような症状が出ている場合、椎間板ヘルニアの可能性があります。
💡椎間板ヘルニアってなに?
背骨と背骨の間には、「椎間板(ついかんばん)」というクッションの役割をする軟骨があります。
椎間板ヘルニアは、この椎間板が変性・破裂して、中の髄核が飛び出し、脊髄(神経)を圧迫する病気です。
✅ グレード(重症度)により、症状は軽度の痛みから完全麻痺まで幅広くあります。
🐶どんな子に多いの?
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ダックスフンド・フレンチブルドッグ・ペキニーズ・コーギーなどの胴長短足タイプ
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若くても発症することがありますが、4〜8歳くらいの中高齢での発症が多い
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太っている子、ジャンプや段差の多い生活の子は要注意!
🔍どうやって診断するの?
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神経学的検査で異常のある部位を特定
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レントゲン検査で骨の変化や背骨のズレを確認
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**MRI検査(必要に応じて紹介)**でヘルニアの位置や圧迫の程度を詳細に確認
💊治療方法は?
症状の程度に応じて、内科治療 or 外科治療を選択します。
🔹 軽度(グレード1〜2)
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安静+消炎鎮痛薬+サプリメントなどで様子を見る
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抱っこや運動制限を行いながら、改善を目指します
🔹 中〜重度(グレード3以上)
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脊髄の圧迫が強い場合は、手術(椎間板除去術)を検討
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手術が早期に行われれば、回復の可能性は高まります
※発症から手術までの時間が48時間以内が回復のカギとされています。
🛡️再発予防・生活上の注意
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段差・ジャンプを避けたバリアフリー生活
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太りすぎ注意!体重管理は最重要
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滑りにくい床(マットやカーペット)を使う
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定期的な軽い運動と筋力維持
再発しやすい病気だからこそ、日常生活でのケアがとても大切です。
💬 最後に
椎間板ヘルニアは、放っておくと後遺症が残ることもある怖い病気です。
「なんか歩き方が変…」「ジャンプしなくなった」
そんな小さなサインに気づいたら、すぐにご相談ください🐾
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