🐶【乾いた咳が続いている…?】それ、“ケンネルコフ”かもしれません
犬伝染性気管気管支炎(通称:ケンネルコフ)について
こんにちは、ガレン動物病院です。 今回は、犬の咳の原因としてとても多い**犬伝染性気管気管支炎(ケンネルコフ)**についてご紹介します。
🦠 ケンネルコフってどんな病気?
犬伝染性気管気管支炎、通称「ケンネルコフ」は、犬同士でうつる“犬の風邪”のような呼吸器感染症です。
原因はウイルスや細菌の混合感染で、主に以下の病原体が関与しています:
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犬パラインフルエンザウイルス
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犬アデノウイルス2型
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ボルデテラ・ブロンキセプチカ など
📌 特に保育園・ドッグラン・ペットホテルなど、犬が集まる場所で感染が広がりやすい病気です。
🐾 どんな子がかかりやすい?
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ワクチン未接種の子犬
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多頭飼育・ペットホテル利用後の子
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免疫力の低下した高齢犬
🖼️(イラスト案:犬同士が鼻をくっつけて挨拶している様子)
📌 主な症状
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乾いた咳(ケホケホ、コンコン)
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咳き込んで吐きそうになることも
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鼻水やくしゃみ(軽度)
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元気・食欲はあることが多い
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重症化すると肺炎に進行することも
📌 咳が長引いたり、徐々に元気がなくなる場合は要注意です!
🩺 診断と治療
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問診と身体検査で診断が可能
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必要に応じてレントゲンや血液検査を実施
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治療は以下を組み合わせて行います:
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咳止め薬・去痰薬
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抗生物質(細菌感染を疑う場合)
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ネブライザー(吸入)治療
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🖼️(イラスト案:ネブライザーを受けている犬)
💉 予防法
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**混合ワクチン(5種・6種など)**の定期接種
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**ボルデテラワクチン(点鼻または注射)**はドッグラン・ホテル利用前におすすめ
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咳をしている犬と接触させない
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咳の症状がある場合は他の犬との接触を避け、早めの受診を
📝 まとめ
ケンネルコフは多くの犬がかかる可能性のある病気ですが、 適切な治療と予防で重症化を防ぐことができます。
「なんとなく咳が増えたかも」「他の犬と遊んだあとに咳が出た」 そんな時は、お早めにご相談ください。
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ガレン動物病院では、咳や呼吸の異変にも丁寧に対応しています。愛犬の“いつもと違う”に気づいたら、ぜひご相談ください。