🦴 歩き方がぎこちない?背中を触ると嫌がる?
変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)について
こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、**背骨(脊椎)の老化によって起こる「変形性脊椎症」**についてご紹介します。
高齢のわんちゃん・ねこちゃんでよく見られる病気のひとつですが、初期は気づきにくく「年のせいかな」と見過ごされがちです。
🐾こんな症状ありませんか?
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背中や腰を触ると嫌がる
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散歩で歩くスピードが遅くなった
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段差や階段を避けるようになった
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起き上がりや立ち上がりに時間がかかる
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背中を丸めたような姿勢で動く
これらは背骨の変形によって痛みや動きの制限が出ているサインかもしれません。
💡変形性脊椎症とは?
脊椎(背骨)は複数の骨が連なって体を支える大切な構造です。
この骨と骨の間にある関節や靭帯が加齢とともに弱くなり、骨がトゲ状に変形(骨棘)したり、関節の動きが悪くなることで症状が出ます。
症状は痛み・神経の圧迫によるしびれ・可動域の低下などで、進行すると生活に支障をきたすこともあります。
🧪どうやって診断するの?
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触診・視診で痛みや姿勢、歩き方を確認
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レントゲン検査で骨の変形や骨棘の有無をチェック
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必要に応じて神経学的検査やCT/MRI検査を行う場合もあります
💊治療方法は?
✅ 内科的治療(軽度〜中等度)
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鎮痛剤(消炎鎮痛薬)や関節サプリメントの投与
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筋力を保つための無理のない運動
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体重管理(関節・背骨への負担軽減)
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床の滑り止め、段差対策などの生活環境改善
✅ 外科的治療(まれ・重度の場合)
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神経を圧迫している場合などは、外科手術が検討されることもあります(ごく一部)
🛡️日常生活で気をつけること
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滑らない床(マットやカーペット)にする
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ソファやベッドには踏み台を設置する
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太りすぎ注意!体重コントロールは関節の味方
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散歩は短時間でこまめに、無理をさせない運動を
💬 最後に
変形性脊椎症は、加齢にともなって誰にでも起こり得る変化です。
「ちょっと年のせいかな」と思っても、適切なケアで痛みのない生活を送ることができます。
「最近ちょっと動きが鈍いな」「散歩を嫌がるようになった」など、小さな変化に気づいたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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