

🖼️ レントゲンで見える「猫ちゃんの赤ちゃん」
こんにちは、ガレン動物病院です。
こちらは、妊娠後期の猫ちゃんのレントゲン画像です。
白く細長く写っているのが、お腹の中にいる胎児の脊椎や頭蓋骨。この猫ちゃんは合計4匹妊娠していると思われます。右の写真の丸で囲んだ部分がそのうちの1匹です。レントゲンを使うことで、このように胎児の数や向き、骨の成長具合などを確認することができます。
レントゲン検査は、出産前の準備としてとても重要です。
🐱もしかして妊娠?
猫の妊娠について知っておきたいこと
猫ちゃんの妊娠に関する基礎知識や気をつけたいポイントを分かりやすくご紹介します。
「もしかしてうちの子、妊娠してるかも?」と気づいたときに慌てず対応できるよう、妊娠のサインや必要な準備を知っておきましょう。
🐾猫の妊娠、こんな兆候が見られます
交配から3週間ほどで乳首がピンク色に膨らんでくる(ピンキング)
食欲が増える or 一時的に落ちる
落ち着きがなくなったり、逆に甘えん坊になる
お腹がふくらんでくる(妊娠後半)
巣作りのような行動をする
※ただし、これらの兆候だけでは確定できないこともあります。
🧪妊娠診断の方法
当院では以下の方法で妊娠の確認を行っています:
✅ 超音波検査(エコー)
・妊娠20日頃から胎児の確認が可能です
・安全で体に負担の少ない検査です
✅ レントゲン検査
・妊娠45日以降に胎児の骨格が映るようになります
・胎児の数を把握するのに役立ちます
※発情後の交配日が不明な場合でも、検査で妊娠の有無と時期の推定が可能です。
⏳妊娠期間はどれくらい?
猫の妊娠期間はおよそ **63〜65日(約2ヶ月)**です。
妊娠後半になるとお腹が目立ち、胎動を感じられることもあります。
🍽️妊娠中のケアと注意点
妊娠が確定したら高栄養な妊娠・授乳期用フードに切り替える
ワクチン・ノミダニ駆除は必ず獣医師の指示を受けてから
激しい運動やストレスを避け、落ち着ける静かな環境を作ってあげましょう
多頭飼育の場合はトラブル防止のため、隔離スペースを用意するのが安心です
👶出産のサインと対応
出産が近づくと以下のような変化が見られます:
落ち着きがなくなる/巣作り行動が活発になる
体温が下がる(37.5℃以下)
陰部を頻繁に舐める、乳汁が出る
破水やいきみが見られる
多くの猫は自力で安産できますが、以下のような場合はすぐにご連絡ください:
いきんでいるのに30分以上産まれない
陣痛が来ないまま数時間経過する
出血や異常なおりものが見られる
出産後も子猫が出てこない気配がある
🛡️妊娠を望まない場合は…
猫は生後5〜6ヶ月で妊娠可能になるため、早期の避妊手術が重要です。
避妊手術により:
望まない妊娠の予防
子宮・卵巣疾患の予防
発情によるストレスや鳴き声の軽減
などのメリットがあります。適切な時期での手術をご相談ください。
💬 最後に
猫の妊娠・出産は自然なことですが、飼育環境や体調によってはトラブルが起こることもあります。
「もしかして妊娠?」「出産が不安…」と感じたら、お気軽にご相談ください。
当院では、妊娠の確認から出産サポート、子猫の健康管理までトータルで対応しております🐾
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電話 ▶︎ 055-972-6770
ガレン動物病院
静岡県駿東郡清水町八幡61-1
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