
🐶おしっこに血が混じる?トイレが長い?
犬の膀胱結石(ぼうこうけっせき)について
こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、わんちゃんに多いおしっこの病気のひとつ、**「膀胱結石」**についてご紹介します。
🐾こんな症状はありませんか?
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おしっこの色が濃い/血が混じっている
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トイレの時間が長い or 頻繁に行く
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排尿時に痛がる or いきむ
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おしっこがポタポタしか出ない
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元気・食欲がない、嘔吐、落ち着かない
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床や布団に粗相してしまう(我慢できない)
これらの症状があれば、膀胱に石ができている可能性があります。
💡膀胱結石ってなに?
膀胱結石とは、膀胱の中に結晶が集まって固まり(=結石)になった状態です。
この石が膀胱の壁を刺激したり、尿道に詰まったりすることで、痛み・出血・排尿障害を引き起こします。
🧬よく見られる結石の種類
結石の種類 | 特徴 | 治療方針 |
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ストルバイト結石 | 尿がアルカリ性のときにできやすい/若いメス犬に多い | 食事療法で溶解可能 |
シュウ酸カルシウム結石 | 尿が酸性で、シニア犬・小型犬に多い | 手術で摘出が必要 |
尿酸塩結石(プリン体) | ダルメシアンなど特定犬種に多い | 食事制限・薬物療法 |
🧪どうやって診断するの?
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触診・問診:排尿の異常、痛みの有無を確認
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尿検査:血尿、pH、結晶の種類をチェック
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レントゲン検査:結石の有無・数・大きさを確認
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超音波検査:結石の位置や膀胱炎の状態を把握
💊治療方法
✅ 食事療法で溶かす(溶解可能な結石の場合)
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専用の**療法食(pH調整・ミネラル制限)**で結石を溶かす
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食事以外のおやつやトッピングはNG
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定期的な尿検査と画像チェックが必要
✅ 手術(外科的摘出)
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食事で溶けない結石や、閉塞・繰り返す症例では膀胱切開術にて摘出
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摘出後は再発防止のための管理が重要
✅ その他の補助療法
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抗生剤(併発する膀胱炎がある場合)
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点滴・鎮痛剤などの内科的サポート
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再発性の場合は原因に合わせた体質改善
🛡️再発予防には?
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水分摂取量を増やす工夫(ウェットフード・自動給水器など)
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療法食の継続(市販フードとの併用は不可)
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定期的な尿検査・超音波検査で早期再発チェック
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トイレを我慢させない/排尿回数をしっかり確保
💬 最後に
膀胱結石は、痛みや排尿困難を引き起こすだけでなく、尿道閉塞によって命に関わる状態に進行することもある病気です。
「おしっこの様子がいつもと違うかも?」と感じたら、
早めに動物病院でチェックしましょう!
ガレン動物病院では、尿検査・画像診断・食事管理・手術まで一貫して対応いたします。
お気軽にご相談ください🐾
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