
👂耳をかゆがる?においがする?
犬・猫の外耳炎について
こんにちは、ガレン動物病院です。
今回は、わんちゃん・ねこちゃんによく見られる耳の病気、**「外耳炎(がいじえん)」**についてご紹介します。
🐾こんな症状ありませんか?
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耳をかゆがる/後ろ足でしきりに掻いている
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頭を頻繁に振る/傾けている
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耳が赤くなっている/ただれている
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黒い or 黄色い耳垢が多い
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強いにおいがする
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触ると怒る/嫌がる
これらの症状があれば、外耳炎のサインかもしれません。
💡外耳炎ってどんな病気?
耳の中(外耳道)に炎症が起きて、耳垢が増えたり、細菌や酵母(マラセチア)が繁殖したりする病気です。
耳の形がL字になっている犬猫では、熱や湿気がこもりやすく、外耳炎になりやすい構造になっています。
🧪外耳炎の原因
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細菌・真菌(マラセチア)感染
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アレルギー性皮膚炎(食物/環境)
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耳ダニ(特に子猫・野良猫上がりの子に多い)
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異物混入(草の種、綿棒の破片など)
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垂れ耳・多毛・湿気・シャンプー時の水分残り
症状が長引く場合は、体質的な皮膚疾患の一部であることも。
🔍当院での診察内容
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耳鏡による耳道の観察
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耳垢の検査(顕微鏡検査):細菌・マラセチア・耳ダニの確認
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症状に応じて外耳道の洗浄や処置
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アレルギーが疑われる場合はアレルギー検査や皮膚検査を行うこともあります
💊治療方法
✅ 耳の洗浄・消毒処置(初期段階では必須)
✅ 外用薬(点耳薬):抗生剤・抗真菌剤・ステロイドなどを含む
✅ 内服薬(症状が強い、再発を繰り返す場合)
✅ アレルギー体質の治療も並行して行う必要があるケースもあります
※自己判断で点耳薬を使うと、悪化することがあります⚠️
🛡️予防・ケアのポイント
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垂れ耳・耳の中が湿りやすい子は定期的な耳のチェック&掃除を
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シャンプー後は耳の中に水が入らないように&しっかり乾かす
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耳毛の多い犬種(プードルなど)は適度な耳毛処理も有効
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おうちでの耳掃除は月1回程度まで/やりすぎに注意
💬まとめ
外耳炎は、多くの犬猫が一度は経験する身近な病気ですが、
放っておくと慢性化し、鼓膜の奥まで炎症が進行することもあります。
「耳をかゆがるな」「臭いが強いかも」と思ったら、
早めにご相談ください👂✨
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📝耳をかゆがる、におう、頭を振る…そんな様子があれば早めにご相談ください。