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命に関わる猫の病気“尿道閉塞” 〜症状・治療・予防まで解説〜

🐱 猫の尿道閉塞とは?

〜おしっこが出ないのは命の危険サイン〜

「トイレに何度も行くのに、尿が出ていない」
「うずくまって苦しそうにしている」
「急に元気がなくなった、嘔吐している」

このような症状が見られた場合、“尿道閉塞”を疑う必要があります。
特に
オス猫で発症リスクが高く、放置すれば命に関わる
緊急疾患です。


🚨 尿道閉塞とは?

尿道閉塞とは、おしっこの通り道である尿道が、結石や粘液栓などで詰まり、尿が出せなくなる状態です。
排尿できない状態が12〜24時間続くと、腎不全や高カリウム血症から心停止を起こす可能性があります。


⚠️ よくある症状

  • 何度もトイレに行くが、尿がほとんど出ていない

  • トイレで鳴く、いきむ、落ち着かない

  • お腹を触ると痛がる

  • 嘔吐、ぐったりして動かない

  • 食欲不振、沈うつ

このような場合は一刻も早く動物病院へ連れて行くことが重要です。


🩺 治療・処置について

動物病院での主な処置内容は以下の通りです。

  • カテーテルで尿道に詰まった物質を除去・導尿

  • 点滴で腎臓や体内のバランスを整える

  • 鎮静・鎮痛を併用し、ストレスと痛みの緩和

  • 尿検査・血液検査・エコーやレントゲンによる評価

再発を繰り返す場合は、「会陰尿道造瘻術(かいんにょうどうぞうろうじゅつ)」という手術を検討することもあります。


🚽 トイレ環境を見直しましょう

尿道閉塞を防ぐためには、日頃からのトイレ環境の見直しが非常に大切です。

  • トイレの数は頭数+1個が理想

  • 清潔な状態を保ち、排尿ストレスを減らす

  • 静かで落ち着ける場所に設置する

  • 排尿回数や様子の変化を日頃からチェック

「トイレに行くけど出ていない」「排尿体勢のまま動かない」などのサインを早期に見つけることが予防につながります。


🍽 療法食による再発予防

一度閉塞を起こした猫は、再発のリスクが高いです。
動物病院では、**専用の療法食(pHコントロール食・尿石溶解食)**を用いた再発予防が行われます。

【療法食のメリット】

  • 尿のpHを調整して結晶ができにくくなる

  • 結石を溶かしたり、再形成を防ぐ

  • 水分量を増やして排尿量を増加

ドライだけでなくウェットタイプを組み合わせると、水分摂取量が増えてより効果的です。


✅ まとめ:日々の観察とケアが命を守ります

尿道閉塞は、一見軽い不調に見えても、数時間で命を脅かす病気です。
「ちょっと様子が変かも…」と思ったら、迷わずご相談ください。
早期発見・早期治療、そして日常的なトイレ環境や食事管理の見直しが、再発予防につながります。

 

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