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マイボーム腺腫とは

👁 犬猫のマイボーム腺腫とは?

〜まぶたにできる「できもの」、放置していませんか?〜

「まぶたに小さなイボのようなものがある」
「目をこすっている」「涙が増えてきた」

そんなときに疑われる代表的な目の病気のひとつが、**マイボーム腺腫(せんしゅ)**です。

マイボーム腺腫は、まぶたのふちにある“マイボーム腺”という皮脂腺が腫れてできる腫瘍で、
高齢の犬猫に多く見られる良性腫瘍です。


🐶🐱 マイボーム腺ってどこにあるの?

マイボーム腺は、上下まぶたの内側に並ぶ皮脂を出す線です。
この分泌物は涙の蒸発を防ぐ膜を作り、目の乾燥や刺激から守る重要な役割をしています。

この腺に炎症や細胞の異常が起きると、腺が詰まり、腫瘤(しゅりゅう/できもの)として外から見えるようになります。


👀 どんな症状が見られるの?

  • まぶたのふちにイボのような突起

  • ゆっくりと大きくなる

  • 目やに・涙が増える

  • 目をしょぼしょぼする

  • まばたきの回数が増える

  • 前足でこすろうとする

 

大きくなると目の表面(角膜)を刺激し、角膜炎や潰瘍、結膜炎を引き起こすこともあります。


🧪 診断と検査

動物病院では、以下の方法で診断を行います:

  • 視診と触診(外観・サイズ・質感)

  • 必要に応じて細胞診(針で細胞を採取し、腫瘍性かどうかを確認)

  • 眼科検査(角膜の傷、涙量など)

多くの場合は良性ですが、見た目では悪性腫瘍との区別が難しいため、注意が必要です。


🩺 治療方法は?

腫瘤が小さく、刺激や感染がない場合
→ 経過観察や内服・点眼薬で様子を見ます。

腫瘤が大きくなってきた/こすってしまう/目に傷を作っている場合
→ **外科的切除(全身麻酔下の手術)**を行います。

手術は短時間で済むことが多く、ほとんどの場合きれいに切除できます。
必要に応じて、切除した組織の病理検査も行います。


🛡 予後と注意点

  • 再発することは少ないですが、他の場所に新たにできるケースもあります

  • 高齢の子は麻酔前にしっかり健康チェックを行うことが大切です

  • 目の周囲を頻繁にこする仕草がある場合は、早めの受診をおすすめします


✅ まとめ:まぶたの「小さなできもの」にご注意を

マイボーム腺腫は、小さいうちは無症状でも、放っておくと目にトラブルを起こすことがある病気です。
気づいたら、まずは動物病院でのチェックを。
高齢のわんちゃん・ねこちゃんの目の健康を守るために、早期発見・早期治療がポイントです。

 

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