
👅 犬の舌に「できもの」?
〜もしかして腫瘍?良性でも放置はNG〜
「舌の先にぽこっとした膨らみがある」
「色の違うしこりができてきた」
「最近、口を気にしている気がする」
そんなとき、舌の腫瘍(しゅよう)=できものが関係している可能性があります。
今回は、特に多い良性腫瘍について解説します。
🧠 良性腫瘍とは?
良性腫瘍とは、ゆっくりと大きくなる・転移しない・痛みが少ないなどの特徴を持つ腫瘍です。
舌にできる代表的な良性腫瘍には以下のようなものがあります:
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線維腫(せんいしゅ)
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血管腫(けっかんしゅ)
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パピローマ(ウイルス性イボ)
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色素沈着による良性黒色斑
※見た目だけでは良性か悪性かの判断は難しく、慎重な診断が必要です。
👀 どんな症状が出るの?
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舌に小さなイボ・しこり・ふくらみ
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赤・白・黒などの色の変化
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食べにくそうにしている
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よだれが増える
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しこりを気にしてこすったり噛んだりする
良性腫瘍であっても、舌の動きや食事に支障をきたす場合は注意が必要です。
🩺 診断と検査方法
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視診・触診
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細胞診(針で採取し顕微鏡で確認)
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必要に応じて生検(部分切除して組織を検査)
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症例によってはレントゲンや血液検査で全身の評価を行います
特に悪性腫瘍(扁平上皮癌・悪性黒色腫など)との鑑別が非常に重要です。
💊 治療方針
✅ 小さな良性腫瘍で症状がない場合
→ 定期的な経過観察を行うこともあります。
✅ 出血・腫大・違和感がある場合
→ 外科的切除が第一選択となります。
手術によってしっかり取り除くことで、再発のリスクも抑えられます。
※切除後は、病理検査で確定診断を行います。
🛡 放っておかないことが大切です
良性腫瘍の多くは急激な進行はしませんが、
・いつのまにか大きくなっていた
・食事や発声に支障が出ていた
というケースも少なくありません。
「なんとなく変かも?」という早期の気づきが、わんちゃんのQOL(生活の質)を守る第一歩になります。
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