

🐾 猫の爪が「肉球に刺さる」って本当?
写真は、実際に受診された猫ちゃんの前足です。
第2指の爪がカーブして伸びすぎてしまって肉球に刺さっています。
〜気づかぬうちに起きている、意外なケガ〜
「最近足をかばっている気がする」
「肉球のあたりから血が出ている」
「足を触ると嫌がる」
こうした症状があるとき、**実は『爪が伸びすぎて肉球に刺さっている』**というケースがあります。
特に高齢の猫・爪とぎが少ない猫・室内で静かに過ごす猫に多く見られるトラブルです。
🐱 なぜ爪が刺さるの?
猫の爪はカーブ状に伸びるため、定期的に削られなければ、やがて円を描くように丸まり、肉球に向かって刺さってしまうことがあります。
また、以下のような猫は特に注意が必要です:
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高齢で運動量が少ない
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爪とぎをあまりしない
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爪切りが苦手で伸びやすい
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多頭飼育でケアが行き届きにくい
👀 よくある症状
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足を引きずる/びっこをひく
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前足を触ると怒る・鳴く
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爪の周囲に血やかさぶたがある
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肉球に穴が空いている
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指が腫れている/化膿している
刺さった爪による傷は、見た目以上に痛みが強く、放っておくと感染して化膿してしまうこともあります。
🩺 治療とケア
【動物病院での処置】
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刺さった爪を丁寧にカット・除去
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傷の洗浄と消毒
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必要に応じて抗生物質の投与
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爪の伸び方や状態に合わせて今後のケア方法をアドバイス
🐾 一度刺さってしまうと、自力での回復は難しく、必ず獣医師の処置が必要です。
✂️ 予防のポイント
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月1〜2回の定期的な爪切りを習慣に
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爪切りが難しい場合は、動物病院でのケアもおすすめ
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高齢猫や爪とぎしにくい子は、特に前足の内側の爪を重点的にチェックしましょう
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血が出るまで切らず、白い部分の先端だけを安全にカットするのが基本です
✅ まとめ
猫は「じっと我慢する」動物なので、爪が刺さっていても静かに痛みを抱えていることがあります。
定期的に爪をチェックするだけで防げるトラブルです。
「足を気にしているな」と感じたら、まずは一度ご相談ください。
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