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趾間皮膚炎

🐾 犬の趾間皮膚炎とは?〜足先の赤み・なめ癖に要注意〜

「足先をしきりになめる」「肉球の間が赤くただれている」「血がにじんでいる」…
そんな様子が見られたら、趾間(しかん)皮膚炎の可能性があります。

趾間とは、足の指と指の間の皮膚の部分。この部分は毛に覆われて蒸れやすく、トラブルが起きやすい場所でもあります。


📸 実際の趾間皮膚炎の画像

 

こちらの写真は、実際に趾間皮膚炎を発症したわんちゃんの足先です。

指の間が赤くただれたように炎症を起こしており、周囲の毛も濡れたようになっています。
わんちゃん自身が気にして舐めたり噛んだりしてしまうことで、さらに悪化することも。


🔍 趾間皮膚炎の主な症状

  • 足先をしきりになめる・かむ

  • 指の間が赤く腫れる

  • 化膿して膿や血がにじむことがある

  • 毛が抜ける/周囲の毛が茶色く変色する(唾液による)

  • 歩き方がおかしくなる(痛みでかばう)

初期段階では軽い赤みやかゆみだけでも、放っておくと感染が広がって慢性化することもあるため要注意です。


🧬 原因は?複数が絡むことも多いです

  1. アレルギー性皮膚炎(食物アレルギー・アトピーなど)

  2. 外部刺激(シャンプー残り、草・花粉、砂・土、除草剤など)

  3. 細菌感染・真菌(マラセチア)感染

  4. 異物混入(トゲ、小石、毛など)

  5. 自己外傷(ストレスやクセでなめ壊す)

特に**アレルギー体質の犬や、指間が毛深い犬種(トイプードル、マルチーズなど)**は要注意です。


🩺 診断と検査方法

  • 視診・問診で舐め方や発症部位を確認

  • 皮膚の細胞検査(染色で細菌や真菌の有無をチェック)

  • アレルギー検査(必要に応じて)

  • 異物の確認(腫れの奥に棘や毛などが入っていないか)


💊 治療法とケアのポイント

🐶 内服・外用薬
・抗生物質や抗炎症剤(感染・腫れが強いとき)
・外用薬(かゆみ・赤みを抑える軟膏やスプレー)

🛁 患部の洗浄・消毒
・専用の薬用シャンプーや洗浄剤でやさしく洗浄し、乾燥を保つ

🧦 エリザベスカラー・足カバー
・舐め壊しを防ぐことが回復への第一歩です!

🧘 根本的な原因の見直し
・アレルギー管理や環境の見直しも重要です


🐾 ご家庭での注意点・予防策

  • 散歩後は足をやさしく洗ってよく乾かす

  • 舐める行動にすぐ気づけるよう、日常的に足元をチェック

  • シャンプー後のすすぎ・乾かし残しに注意

  • 肉球間の毛は伸ばしすぎず、通気性を保つ


🏥 まとめ

趾間皮膚炎は、見た目以上に痛みやかゆみを伴う不快なトラブルです。
繰り返す子も多いため、早期の発見と適切な治療・予防が大切です。

「最近よく足先をなめる」「赤くなっている」など、気になる様子があれば、お早めにご相談ください。


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