🐶 犬の乾燥性角膜炎（かんそうせいかくまくえん）について
～涙が足りなくなる病気～
💡 乾燥性角膜炎とは？
乾燥性角膜炎（かんそうせいかくまくえん）は、涙の量が減って目の表面が乾燥し、角膜や結膜に炎症が起こる病気です。
「角膜乾燥症」「KCS（Keratoconjunctivitis Sicca）」とも呼ばれます。
放置すると角膜が濁ったり、潰瘍ができて視力に影響を及ぼすことがあります⚠️。
😿 主な症状
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目やにが増える（特に粘り気のある黄緑色の目やに）
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目をしょぼつかせる、痛そうにする
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角膜が濁る、色素沈着や血管が侵入する
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進行すると視力低下や失明の危険も
👉 写真のように、角膜が不透明になり、黒っぽく見えるのは乾燥性角膜炎でよく見られる所見です。
🩺 原因
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自己免疫性疾患（涙腺を攻撃してしまう）
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一部の犬種（シーズー、ブルドッグ、チワワ、キャバリアなど）は好発
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薬の副作用（特定の抗生物質や鎮痛薬など）
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外傷や涙腺の障害
💊 治療方法
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点眼治療
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人工涙液やヒアルロン酸の点眼で目を潤す
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免疫抑制剤（シクロスポリンなど）で涙の分泌を回復させる
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内科治療
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必要に応じて抗生物質や抗炎症薬を併用
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重症例では外科的治療（唾液腺を涙道へつなぐ手術など）
🌟 飼い主さんにできること
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目やにが増えたら「放置せず」動物病院で相談
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毎日の点眼が治療の基本！忘れずに続けることが大切です
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定期的な眼科検診で角膜の状態をチェック
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