365日診療

ご予約はウェブで

またはお電話で

055-972-6770

〒411-0906

静岡県駿東郡清水町八幡61−1

 · 

犬と猫の糖尿病 ― 症状・治療、そして違いについて

以前、猫の糖尿病について投稿しましたが、今回は犬と猫の糖尿病の違いについてご説明いたします💉

犬・猫の糖尿病とは?💉

糖尿病は「インスリン」というホルモンの働きがうまくいかず、血糖値が高い状態が続いてしまう病気です。
体がエネルギーを使えなくなることで、さまざまな症状が現れます。


主な症状🐾

  • 水をよく飲むようになる💧

  • おしっこの量が増える🚽

  • 食欲はあるのに体重が減る⚖️

  • 元気がなく、毛づやが悪い😿

  • 重症化すると嘔吐・脱水・意識障害⚠️


犬と猫の糖尿病の違い🔍

🐶 犬の糖尿病

  • 発症年齢:7歳以上の中高齢犬に多い

  • 性差:避妊していないメスで多い傾向

  • 病態:膵臓のβ細胞が壊れてしまい、インスリンを作れなくなるタイプ(Ⅰ型に近い)

  • 原因:膵炎、免疫疾患、ホルモン異常(副腎皮質機能亢進症など)

  • 治療:インスリン注射が必須で、一生涯必要になることがほとんど

🐱 猫の糖尿病

  • 発症年齢:10歳前後の中高齢猫に多い

  • 性差:オス猫にやや多い傾向

  • 病態:インスリンは作られるが効きにくい、インスリン抵抗性(Ⅱ型に近い)

  • 原因:肥満・運動不足・加齢・膵炎・長期ステロイド使用など

  • 特徴:早期発見・治療により、インスリン注射から離脱できる(寛解)子もいる

  • 治療:インスリン注射に加え、食事療法(低炭水化物・高タンパク質フード)や体重管理が重要


共通点と注意点💡

  • 症状は犬・猫ともによく似ている

  • 放置すると「糖尿病性ケトアシドーシス」など重篤な合併症を起こし、命に関わることがある

  • 継続的なインスリン治療・食事管理・定期検査が必須


✅ まとめ

  • 🐶 犬 → インスリンを作れなくなる → 一生涯インスリン注射が必要なケースが多い

  • 🐱 猫 → インスリンが効きにくい → 肥満管理や早期治療で改善する可能性あり


飼い主さんへのお願い🙏

「水をよく飲む」「おしっこが増えた」「痩せてきた」――そんなサインに気づいたら、早めにご相談ください。
糖尿病は早期発見と適切な管理で、長く元気に過ごせる病気です✨


📞 ご予約・お問い合わせはこちら
📍365日診療のガレン動物病院
平日・土日・祝日すべて診療しております。

👉 ネット予約 ▶︎ https://pet.apokul.jp/web/390/reservations/add

📱 電話 ▶︎ 055-972-6770

 

🚗 対応エリアのご案内
三島市・沼津市・函南町・長泉町・裾野市・伊豆市・御殿場市・富士市・静岡市・箱根町など、
静岡県東部・神奈川県西部エリアからも多くの飼い主さまにご来院いただいています。

ウェブで診療予約