
📷 写真で見る毛玉の症状
今回の写真は、猫ちゃんの体からバリカンで刈った毛玉です。
毛が絡まり、固まってしまっているのが分かります。毛玉は見た目だけでなく、皮膚に炎症を起こしたり、通気性が悪くなって皮膚病の原因になることもあります。
さらに、猫自身がグルーミングをすることで飲み込んだ毛が体内にたまり、吐き戻したり、消化器症状を引き起こすこともあります。
毛玉とは?💡
猫は毎日グルーミング(毛づくろい)をして清潔を保ちますが、その際に抜け毛を飲み込んでしまいます。
通常は便と一緒に排泄されますが、うまく排出されないと胃の中で「ヘアボール」として固まり、時には吐き戻すことで排出されます。
毛玉は自然な現象のひとつですが、頻繁に吐く・苦しそうにしている・体に大きな毛玉が絡みついている場合には注意が必要です⚠️
毛玉が引き起こす症状⚠️
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繰り返す吐き戻し(毛玉や胃液を吐く)🤮
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食欲不振や体重減少🍽️⬇️⚖️
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便秘や下痢💩
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元気がなくなる
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皮膚に毛玉が絡みつくことで炎症・皮膚病のリスク
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重度の場合は腸閉塞になり、命に関わることも
毛玉ができやすい猫の特徴🐾
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長毛種(ペルシャ、メインクーンなど)
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換毛期(春・秋の毛の生え変わり時期)
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高齢でグルーミングが不十分になっている子
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室内飼いで運動不足やストレスがある場合
写真のように、毛が絡まって毛玉になってしまうと、見た目の問題だけでなく、皮膚や体調に影響を及ぼすことがあります。
予防法✨
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こまめなブラッシング🪮
特に長毛種や換毛期は毎日ブラッシングして抜け毛を減らしましょう。 -
毛玉ケアフードやおやつ🍖
腸内で毛を絡みにくくしたり、便と一緒に排出しやすくするフードがあります。 -
サプリメントやペースト💊
毛玉をやわらかくして排泄を助けるものもあります。 -
水分補給💧
しっかり水を飲むことで便通がよくなり、毛玉の排出を助けます。 -
定期的なトリミング✂️
特に長毛種や毛玉ができやすい子は、部分的に毛をカットすることで予防できます。
飼い主さんへのお願い🙏
「猫は毛玉を吐くもの」と思われがちですが、頻繁に吐いたり、吐きたそうにしても吐けない場合は危険信号です⚠️
体に毛玉が絡んで皮膚に炎症を起こすこともありますし、体内の毛玉が腸閉塞を引き起こすと命に関わることもあります。
日常のケアで毛玉を防ぐことができるので、ブラッシングやフードの工夫を習慣にしてあげましょう。
もし気になる症状や大きな毛玉がある場合は、無理に取ろうとせず、動物病院での処置をおすすめします。
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