
💉犬・猫のワクチンアレルギーについて~接種後に気をつけたいサイン~
ワクチン接種は、感染症を予防するうえでとても大切です。
一方で、**ごくまれに「ワクチンアレルギー反応」**が起こることがあります。
ほとんどの子は問題なく終わりますが、
飼い主さまが知っておくことで、もしものときに早く気づいて対応することができます。
🧬 ワクチンアレルギーとは?
ワクチンの成分に対して体の免疫が過剰に反応し、
**アレルギー反応(過敏反応)**を起こすことがあります。
これは犬・猫どちらにも起こる可能性があり、
接種後 数分~数時間以内 に現れることが多いです。
⚠️ 主な症状
ワクチンアレルギーの症状には、軽度から重度までさまざまなものがあります👇
🩶 軽度の反応
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顔がむくむ(特に目の周りや口元)
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体をかゆがる
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注射部位の腫れや痛み
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元気や食欲の低下
🩶 中等度~重度の反応
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嘔吐や下痢
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呼吸が荒い・苦しそう
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よだれが増える
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意識がもうろうとする
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ぐったりして動かない
これらは**「アナフィラキシー反応」**と呼ばれる緊急の症状で、
ごくまれですが命に関わることもあります。
⏱ 発症のタイミングと対応
ほとんどのアレルギー反応は、接種後30分以内に起こります。
もし以下のような症状が出た場合は、すぐに病院に連絡してください👇
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顔が腫れてきた
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体を掻きむしる
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呼吸が早い・苦しそう
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嘔吐・ぐったりしている
早期に対応すれば、ほとんどの場合は回復します。
💊 治療と今後の接種について
アレルギー反応が出た場合は、症状に応じて以下のような治療を行います。
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抗ヒスタミン薬やステロイド剤の投与
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点滴治療
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酸素吸入やショック対策
次回以降のワクチン接種については、
ワクチンの種類・間隔・接種方法を調整することで再発を防げる場合があります。
また、事前にアレルギーを起こしたことを伝えておくことで、
獣医師が慎重に対応(種類変更・前投薬など)できます。
🩺 安心してワクチンを受けるために
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体調が良いときに接種する
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接種後はすぐに激しい運動やシャンプーを控える
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アレルギーの既往がある場合は事前に相談する
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接種後30分は必ず様子を見る
ワクチンは病気を防ぐための大切な手段です。
正しい知識と事前の備えで、安心して受けられるようにしましょう🐶🐱
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