

🐱猫につく虫「ハジラミ」について
猫の体に小さな虫を見つけたことはありませんか?
白い毛の中に動く黄〜茶色っぽい虫が見えると、びっくりしてしまうと思います💦
今回は、猫に寄生する代表的な虫のひとつ「猫ハジラミ」についてご紹介します。
🦠 猫ハジラミとは?
猫ハジラミ(学名:Felicola subrostratus)は、猫の体表に寄生する外部寄生虫の一種です。
犬につく「ノミ」や「ダニ」とは異なり、血を吸わずに皮膚の角質や被毛を食べて生活しています。
体長は1〜2mmほどで、平たく、頭が三角形に尖っているのが特徴です。
人に寄生することはありませんが、猫にとってはかゆみやフケ、被毛の傷みなどを引き起こします。
🐾 感染の原因は?
主な感染経路は以下のとおりです👇
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他の猫との直接接触
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ブラシや寝具などの共用
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野良猫との接触
特に、外に出る猫や、保護猫との同居がある場合に感染リスクが高まります。
⚠️ 症状のサイン
感染した猫では、以下のような症状が見られることがあります。
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体をかゆがる、よく毛づくろいをする
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フケが増える
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被毛がパサつく、毛が抜ける
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小さな虫(ハジラミ)が毛の根元に動いているのが見える
ハジラミはノミと違ってジャンプしませんが、毛の中を這うように動くため、じっと観察すると見つかることがあります。
💊 治療と予防
治療には、外用タイプの駆虫薬(スポットタイプ)を使用します。
多くの場合、ノミやダニにも効果のあるお薬で同時に駆除できます。
また、寝具やブラシなども洗浄・消毒して、再感染を防ぎましょう。
予防のためにも、月に1回のノミ・ダニ予防薬をしっかり続けることが大切です。
屋内飼育の猫でも、飼い主さんの衣服や靴を介して虫が持ち込まれることがあります。
📸 今回の写真
1枚目の写真は、猫の毛の上に見つかったハジラミの成虫です。
2枚目は顕微鏡で観察した拡大写真で、平たい体と鋭い頭の形が特徴的です🔍
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