
🐶犬の混合ワクチンについて~愛犬を守るための大切な予防接種~
犬の混合ワクチンは、命に関わる感染症から愛犬を守るために欠かせない予防接種です。
外に出る犬だけでなく、室内飼いの犬でも感染のリスクはあります。
今回は、当院で扱っている6種と8種のワクチンについてご紹介します。
💡 混合ワクチンとは?
犬の混合ワクチンは、1回の接種で複数の感染症を予防できるワクチンです。
ウイルスや細菌によって起こる重い病気から、犬自身だけでなく他の犬や人への感染を防ぐこともできます。
当院で扱うワクチンの種類
当院では「6種混合」と「8種混合」のワクチンを取り扱っています。
💉 6種混合ワクチンで予防できる病気
① 犬ジステンパーウイルス感染症
発熱、咳、鼻水、下痢、けいれんなどの神経症状を起こす重い感染症。死亡率の高い病気です。
② 犬アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎)
発熱や食欲低下、黄疸など、肝臓にダメージを引き起こします。
③ 犬アデノウイルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
咳やくしゃみなど、呼吸器症状を引き起こします。肺炎を起こすこともあります。
④ 犬パラインフルエンザウイルス感染症
他のウイルスとともに咳を起こす呼吸器感染症です。多頭飼育やペットホテルなどでの感染が多く見られます。
⑤ 犬パルボウイルス感染症
激しい嘔吐・下痢・脱水を起こす、非常に感染力の強い病気です。特に子犬で死亡率の高い病気です。
⑥ 犬コロナウイルス感染症
腸炎を起こし、下痢や嘔吐の原因になります。子犬では重症化することがあります。
💉8種混合ワクチンで予防できる病気
6種の内容に加え、以下の2種類のレプトスピラ感染症が含まれます。
⑦ 犬レプトスピラ症(カニコーラ型)
主にネズミの尿を介して感染し、発熱や黄疸、腎障害を起こします。人にもうつる人獣共通感染症です。
⑧ 犬レプトスピラ症(イクテロヘモラジー型)
重度の肝炎や腎不全を引き起こし、致死的になることがあります。野外や水辺での感染に注意が必要です。
🐕 どちらのワクチンを打てばいいの?
生活環境によって選ぶワクチンの種類が異なります。
-
主に室内飼育で外出が少ない犬 → 6種混合ワクチンがおすすめ
-
お散歩やドッグラン・川・山など自然の中に行く機会がある犬 → 8種混合ワクチンがおすすめ
愛犬の生活スタイルに合わせて選んであげましょう!
⏰ 接種時期の目安
子犬は生後2か月ごろから約1ヶ月おきに2~3回接種し、
その後は年に1回の接種で免疫を維持します。
成犬でも、毎年のワクチンで確実に免疫力を保つことが大切です。
💬 飼い主さまへのメッセージ
混合ワクチンは、犬の命を守る「基本の予防」です。
屋内で飼っていても、人や物を介してウイルスが運ばれることがあります。
愛犬の健康を守るために、毎年の接種を欠かさず行いましょう🐾
🔬 獣医外科認定医(JAHA)/獣医腫瘍科認定医在籍
整形外科・腫瘍科・歯科・皮膚科などの専門診療にも対応しています。
📞 ご予約・お問い合わせはこちら
📍365日診療のガレン動物病院
平日・土日・祝日すべて診療しております。
急な体調の変化も、予防・健康診断も、お気軽にご相談ください。
ネット予約 ▶︎ https://pet.apokul.jp/web/390/reservations/add
電話 ▶︎ 055-972-6770
🚗 対応エリアのご案内
ガレン動物病院には、三島市・沼津市・函南町・長泉町・裾野市・伊豆市・御殿場市・富士市・静岡市・箱根町など、
静岡県東部・神奈川県西部エリアからも多くの飼い主さまにご来院いただいています。