
🐶犬同士のケンカで噛まれてしまったとき~応急処置と予防策~
今回の写真は、大型犬に足を噛まれてしまい、腫れが見られた小型犬の症例です。
犬同士のケンカは一瞬の出来事ですが、噛み傷は見た目以上に深く、感染や内出血が起こる危険なケガです。
ここでは、噛まれてしまったときの対処法や予防のポイントをご紹介します。
⚠️ 噛み傷の怖さ
犬の歯は鋭く、噛まれたときに皮膚の下にまで細菌や唾液が入り込むことがあります。
一見小さな傷でも、皮下で炎症が広がり、数時間後に腫れや膿が出ることもあります。
また、力が強い場合には骨折や皮下組織の損傷を伴うこともあります。
🩹 応急処置の方法
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傷口を洗う
清潔な流水でやさしく洗い、汚れや唾液をできるだけ流します。 -
ガーゼなどで軽く覆う
強く押さえず、出血がひどい場合は清潔な布で軽く圧迫します。 -
早めに病院へ
傷が浅く見えても、内部で損傷していることがあります。
腫れ・出血・痛み・元気がないといった症状がある場合は、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
🏥 病院での処置
噛まれた部位の確認を行い、必要に応じてレントゲン検査を行います。
治療としては、以下のような処置が行われます。
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傷口の洗浄・消毒
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抗生物質や鎮痛剤の投与
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傷が深い場合は縫合
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感染予防のための経過観察
特に、小型犬が大型犬に噛まれた場合は力の差が大きく、内出血や骨折のリスクが高いため注意が必要です。
🐕🦺 ケンカを防ぐための予防策
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リードを短く持つ:相手の犬が近づいてきてもコントロールできるようにする。
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相性を見て遊ばせる:ドッグランでは、初めて会う犬の性格をよく観察。
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無理に近づけない:特に体格差のある犬同士では、距離を取ることが大切。
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遊び中も目を離さない:遊びの延長でトラブルになることもあります。
💬 飼い主さまへのメッセージ
犬同士のトラブルは、どんなに注意していても起こることがあります。
しかし、早めの処置と冷静な対応で重症化を防ぐことが可能です。
万が一噛まれてしまった場合は、すぐに病院へご相談ください。
愛犬を守るために、日常の予防と周囲への配慮を心がけましょう🐾
🔬 獣医外科認定医(JAHA)/獣医腫瘍科認定医在籍
整形外科・腫瘍科・歯科・皮膚科などの専門診療にも対応しています。
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