🐶 犬のガムチュア病変について ~歯肉粘膜にできる「できもの」~ 💡 ガムチュア病変とは? 犬では歯肉粘膜に**腫瘤(しゅりゅう:できもの)**ができることがあり、これを「ガムチュア病変」と呼ぶことがあります。 良性のこともありますが、中には悪性腫瘍が含まれる場合もあるため注意が必要です。 👀 主な症状 歯肉粘膜に赤いしこりや盛り上がり...
🐾 外歯瘻ってどんな病気? 外歯瘻とは、歯の根元で起きた感染(歯根膿瘍)が皮膚にトンネルを作り、膿や分泌液が皮膚から出てくる状態です。 犬では特に**上顎の第四前臼歯(上顎の大きな奥歯)**が原因になることが多く、頬や目の下に膿の出口ができます。 🔍 主な原因 歯周病の進行 歯の破折(硬い物をかじった、事故など) 根尖(歯の根)部への細菌感染...
🦷【含歯性嚢胞とは?】 〜歯の下にできる“見えない膨らみ”に注意〜 📸 写真の解説 1枚目(口腔内写真) 下顎の歯肉(オレンジの円部分)に、半透明〜白っぽく膨らんだ病変が見られます。これは歯の下で嚢胞が大きくなり、歯肉を押し上げている状態です。 2枚目(デンタルレントゲン)...
🐶【犬の過剰歯とは?】 〜歯が多すぎる!?そのままにすると危険な「歯の異常」〜 「乳歯が抜けたはずなのに、歯がいっぱい並んでる」 「なんだか前歯が二重になっている…?」 「永久歯とは別に、小さな歯が生えているような?」 それ、**過剰歯(かじょうし)**かもしれません。 🦷 過剰歯とは?...
🐶 犬の欠如歯とは?〜歯が足りないのは異常?自然なこと?〜 「うちの子、他の子より歯の本数が少ない気がする」 「乳歯は抜けたのに、永久歯が生えてこない…?」 そんな時に疑われるのが、**欠如歯(けつじょし)**です。 欠如歯とは、「本来あるはずの歯が存在しない状態」のこと。 実はこれ、決して珍しいことではありません。 🔍...
🦷【症例紹介】犬の犬歯矯正治療 ~乳犬歯を活かしたやさしい矯正法~ 「歯が内側に生えてるけど大丈夫かな…?」 そんな不正咬合(歯の生え方の異常)は、成長期のわんちゃんで時々見られます。 今回は、下顎犬歯が舌側(内側)に向かって生えてしまっていた症例をご紹介します。 📸 治療前後の比較画像 🔍 左:矯正前...
🦷乳歯が抜けずに残ってる? 犬・猫の乳歯残存(にゅうしざんぞん)について こんにちは、ガレン動物病院です。 今回は、子犬・子猫でよく見られる**「乳歯残存」**についてご紹介します。 💡乳歯残存ってなに? 「乳歯残存」とは、永久歯が生えてきたのに乳歯が抜けずに残っている状態をいいます。...
こんにちは、ガレン動物病院です。 今回は、**犬や猫のお口の中に炎症が起きる「口内炎」**についてご紹介します。 「なんとなく口がくさい」「ごはんを残すことが増えた」 そんなとき、実はお口の中が痛くなっているかもしれません。 🐾こんな症状、見られませんか? 食べるのが遅い/ごはんを途中でやめてしまう よだれが増えた/よだれに血が混じっている...
🦷【口が痛い、食べたがらない…その症状、免疫が原因かもしれません】 免疫介在性口腔疾患について こんにちは、ガレン動物病院です。 今回は、免疫系が原因となって発症する口内の病気、免疫介在性口腔疾患についてご紹介します。 🩺 免疫介在性口腔疾患とは? 免疫介在性口腔疾患とは、体の免疫システムが誤って自分の口腔内の組織を攻撃する病気です。 📌...
🦷「最近ちょっと口が臭う…?」 犬・猫の歯周病(ししゅうびょう)について こんにちは、ガレン動物病院です。 「歯磨きが苦手だから、口の中は見ないようにしてる」 「なんとなく口が臭うけど、年のせいだと思ってる」 「ごはんは食べてるから、歯は大丈夫…?」...